ジープ ラングラー、欧州2024年型はPHEVが主力…内燃エンジンは最終モデルに

ジープ・ラングラー の2024年モデル(欧州仕様)
ジープ・ラングラー の2024年モデル(欧州仕様)全 10 枚

ジープは9月12日、SUV『ラングラー』(Jeep Wrangler)の2024年モデルを欧州で発表した。2024年前半、欧州市場で発売される予定だ。

写真:ジープ・ラングラー の2024年モデル(欧州仕様)


◆ラングラーを象徴する7スロットグリルを小変更

2024年モデルでは、ラングラーを象徴する7スロットグリルを小変更した。ブラックのテクスチャーを施したスロット、ニュートラルグレーのメタリックベゼル、ボディ同色のサラウンドを採用した。スリムな新グリルは、ブラックのテクスチャーが施された縦スロットによって、冷却効果を高めている。

室内には、ラングラー史上最も大きな12.3インチのタッチスクリーンを装備した。第5世代の「Uconnect 5」システムを搭載する。

Uconnect 5は、前世代と比較して5倍高速な操作スピードを実現した。AndroidオペレーティングシステムとOTA(Over-the-Air)アップデートにより、Uconnect 5は、新しいコンテンツ、機能、サービスを実現するために、システムを継続的に進化させるという。

◆PHEVシステム全体のパワーは380hp

欧州向けラングラーの2024年モデルは、プラグインハイブリッド車(PHEV)の『ラングラー4xe』が主力となる。ドイツ、イタリア、ポーランド、スペインなどの一部市場では、内燃エンジンの2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ搭載車が、ファイナルモデルイヤーとして設定される。

PHEVパワートレインは、エンジンが直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボだ。シリンダーヘッドに直接取り付けられたツインスクロールの低慣性ターボチャージャーによって、優れたレスポンスとパフォーマンス、燃費を追求している。

オルタネーターに代えて、「eトルク」と呼ばれるベルト・スタート・ジェネレーターを採用する。モーターは、8速ATと一体設計された。エンジンとモーターを合わせたPHEVシステム全体で、380hpのパワーと65kgmのトルクを獲得している。

ジープ・ラングラー の2024年モデル(欧州仕様)ジープ・ラングラー の2024年モデル(欧州仕様)

◆「E Selec」と呼ばれる3種類の走行モード

ラングラー4xeには、「E Selec」と呼ばれる3種類の走行モードがある。ドライバーは、ステアリングホイール左側のボタンを操作して、パワートレインモードを選択する。選択したモードに関係なく、バッテリー残量が少なくなると、自動的に「ハイブリッド」モードに切り替わる。

ハイブリッドモードは基本モードで、2.0リットルエンジンと電気モーターのトルクを最適にバランスする。このモードでは、パワートレインは最初にバッテリーの電力を使用し、バッテリー残量が少なくなると、エンジンからの駆動力を追加する。

「エレクトリック」モードでは、パワートレインは、バッテリー残量が少なくなるまで、ゼロエミッションで走行する。「eセーブ」モードでは、2.0リッターエンジンからの駆動力を優先し、バッテリーの電力を節約する。ドライバーは、「Uconnect」モニターを介して、eセーブモード中に、バッテリーセーブとバッテリー充電のどちらかを選択することもできる。

◆EVモードは最大51km

バッテリーは、蓄電容量17kWhのニッケルマンガンコバルトだ。EVモードでは、WLTP市街地サイクルで最大51kmをゼロエミッション走行できる。

欧州向けのラングラー4xeは、最低地上高が253mmで、最大760mmの渡河性能を持つ。アプローチアングルは36.6度、ブレークオーバーアングルは21.4度、デパーチャーアングルは31.8度と、ラングラーならではの優れたオフロード性能と、環境性能の両立を目指している。

《森脇稔》

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