アストンマーティン初のPHEV『ヴァルハラ』、パワーは1012馬力に…2024年生産開始

アストンマーティン・ヴァルハラ
アストンマーティン・ヴァルハラ全 5 枚

アストンマーティンは9月27日、ブランド初のプラグインハイブリッド(PHEV)スーパーカーの『ヴァルハラ』(Aston Martin Valhalla)を、2024年から世界限定999台で生産すると発表した。

写真:アストンマーティン・ヴァルハラ

ヴァルハラの心臓部には、モーターを備えた新開発のPHEVパワートレインを搭載する。専用のV型8気筒ガソリンツインターボエンジンをミッドマウントした。このV8エンジンは、レスポンスを高めるために、フラットプレーンと呼ばれるクランクシャフトを採用している。

フロントアクスルに搭載した2基の電気モーターにより、四輪駆動を可能にする。それぞれのフロントタイヤに適用するトルクを完全に独立制御するトルクベクタリングによって、旋回時のステアリングレスポンスやコーナーでのグリップ、コーナーを抜ける際のトラクションを追求する。3つ目の電気モーターは、トランスミッションに組み込まれた。内燃エンジンのスターター/ジェネレーターとして機能するのに加えて、リアタイヤに追加的なパワーを供給する。

このV8エンジンは、アストンマーティンにこれまで搭載された中でも、最も先進的でレスポンスに優れる、と自負する。3基の電気モーターを組み込むことによって、PHEVシステム全体で1012psのパワーを引き出す、としている。

《森脇稔》

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