アフターマーケットへの再注力により販売不調を補う自動車メーカーと自動車部品メーカー

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Niterra EMEA(ニテラ/日本特殊陶業の独販売法人)によるWhoCanFixMyCar.com(以下、WCFMC社)の買収と、ステランティス サウスアメリカによるNorauto Argentinaの買収という最近起きた2つのできごとは、相手先商標製品製造会社(OEM)と相手先商標製品供給会社(OES)が自動車の下流チャネルに重点を置くようになっていることの裏付けだ。こうした戦略は新車販売の低迷に悩むOEMやOESにとってますます重要になってきている。

◆求められるプレゼンスの拡大と地位の盤石化

新車や自動車部品の不足と自動車販売台数の不振が相まって、OEMやOESのアフターマーケットにおけるプレゼンスの拡大と、その地位を盤石化する必要性がさらに高まっている。そのため、こうした買収戦略には、近年の自動車販売の不振を補い、より包括的で最終消費者主導のサービス・ポートフォリオを構築するため、新たな収益源をより効果的に活用しようとする努力が反映されている。

スパークプラグなどの製造販売を行う日本の自動車部品メーカー ニテラ(日本特殊陶業)は、内燃機関(ICE)車向けのアプリケーションでも知られている。英国の大手オンライン自動車メンテナンス・修理サービス市場であるWCFMC社の買収は、自動車アフターマーケットにおける同社の存在感を強める狙いもある。


《フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社》

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