インフィニティの最上位SUV『QX80』、10年ぶりにモデルチェンジへ…新型を2024年発売予定

インフィニティ QX モノグラフ
インフィニティ QX モノグラフ全 20 枚

日産自動車の海外向け高級車ブランドのインフィニティは10月24日、最上位SUV『QX80』(Infiniti QX80)の新型を、2024年に発売すると発表した。インフィニティはコンセプトSUVの『QXモノグラフ』で、新型QX80のデザインの方向性を提示している。

写真:インフィニティ QX80 現行型と次期型を示唆した QXモノグラフ


◆新しいダブルアーチグリルは竹林の壮大さをイメージ

インフィニティは、次世代SUVフラッグシップとなるQX80の新型を、2024年に米国などで発売する予定だ。エクステリアは、2023年8月に米国で開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で初公開されたコンセプトSUVのQXモノグラフと同様、自信に満ちた動的なスタンスと、壮大で優美なプロポーションを持つという。インテリアは、ラグジュアリーな素材に最新のテクノロジーを組み合わせ、3列シートのどこに座っても優れた快適性と利便性を実現する、と自負する。

QXモノグラフは、インフィニティのデザイン言語の今後の方向性を示した1台だ。日本の伝統にインスパイアされ、芸術性を重視したディテールが特長になる。QXモノグラフのフロントには、竹林の壮大さをイメージしたダブルアーチグリルを装備した。グリル内部のメッシュパターンは、静かな竹林からインスピレーションを得ている。直立したラインは、竹林の中で見られる有機的な形状をイメージしており、茎がそよ風になびき、交差している様子を表現した。

また、メインヘッドライトとデイタイムランニングライトを分離したライティングシステムを採用する。ロービームとハイビームを内蔵したメインヘッドライトをフロントバンパーに配置し、「デジタル・ピアノ・キー」と呼ばれるデイタイムランニングライトを上側にレイアウトした。このデジタル・ピアノ・キーには、複雑な「きもの折り」パターンが施されている。

インフィニティ QX モノグラフインフィニティ QX モノグラフ

◆インフィニティの新エンブレムは立体的に

QXモノグラフには、複雑な茜色のボディカラーを採用した。ほのかに赤く染まったウィンドウガラスにグロスブラックのルーフの組み合わせは、日没時に現れる色合いのスペクトルの変化を解釈したものだという。光線や見る角度によって色が変化する塗装は、周囲の影や光を取り込み、豊かな躍動感を表現している。

立体的なINFINITIエンブレムが、QXモノグラフのダブルアーチグリルに採用された。この新しいエンブレムは、純白のイルミネーションによって輝き、地平線へと続く明るい道を際立たせている。

竹をイメージしたフロントグリルのメッシュパターンは、フロントフェンダーにも埋め込まれ、視覚的アクセントとした。エアインテークはグロスブラック仕上げで、ボディカラーとの強いコントラストを生み出している。

インフィニティ QX モノグラフインフィニティ QX モノグラフ

◆フロントとリアの照明にアニメーションモード

QXモノグラフのテールランプは、ボディの横幅いっぱいに配置された。スモーク仕上げのテールランプは、鮮やかな赤色で点灯する。テールライトの上側は強調されており、下側には6本のライトバーが水平に連なっている。この組み合わせが、印象的なシグネチャーを生み出すと同時に、光が水面で揺らめく様子を再現しているという。

フロントとリアの照明には、「ようこそ」と「さようなら」のアニメーションモードが付く。フロントでは、グリル内の立体的なINFINITIエンブレムからアニメーションが始まり、グリルの竹をイメージしたメッシュを強調しながら外側に移動する。

QXモノグラフには、大胆なレッドに、グロスブラックとシャドークロームのスポークを備えたマシーン仕上げの大径アルミホイールが装着された。デザインは、風力タービンからインスピレーションを得ている。ルーフには、きもの折り模様のモチーフが大きくあしらわれた。茜色で仕上げられた幾何学模様が、グロスブラック仕上げを際立たせるという。

インフィニティ QX80 現行型インフィニティ QX80 現行型

◆現行型は最大出力400hpの5.6リットルV8搭載

2014年に登場した現行QX80は、2世代目モデルとなる。レクサス『LX』やランドローバー『レンジローバー』などに対抗するモデルだ。現行QX80には、5.6リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載する。7速オートマチックトランスミッションとの組み合わせにより、最大出力400hp、最大トルク57.1kgmを発生する。後輪駆動が標準装備。インフィニティのオールモード4WDがオプションで選択できる。

シートレイアウトは3列で、革張りのシート、ヒーター付きフロントシート、2列目のキャプテンシートが標準装備された。ドライバーをサポートするために、新開発のワイヤレススマートフォン充電器が、Bose製プレミアムサウンドシステムと「インテリジェント・クルーズ・コントロール」とともに採用されている。

ナビリンクを備えた最新の「プロパイロットアシスト」を用意した。QX80は、ナビゲーションシステムから分析されたデータによって、カーブに進入する前や高速道路の出口の手前で、自動的に減速を行う。アマゾン「Amazon」の音声アシスト「アレクサ(Alexa)」を車載化した。音声コマンドだけで、音楽の再生、電話の発信、スマートホームデバイスの操作などを行うことができる。ステアリングホイールには、車線逸脱警告システム用のハプティック(触覚)テクノロジーを導入している。

また、ワイヤレスApple「CarPlay」とUSBベースのグーグル「AndroidAuto」を備えたワイドスクリーンの高解像度12.3インチ「INFINITI In Touch」ディスプレイを採用した。すべてのグレードに標準装備されているこの新しいディスプレイには、車線案内付きのナビゲーションとインフィニティの「InTouch」サービスが含まれている。

《森脇稔》

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