355馬力ターボの「タイプS」、アキュラのスポーツセダンに…改良新型『TLX』に設定へ

アキュラ TLX タイプS 改良新型
アキュラ TLX タイプS 改良新型全 10 枚

ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは、4ドアスポーツセダン『TLX』(Acura TLX)の改良新型に高性能グレードの「タイプS」を設定し、米国市場で発売する。

写真:アキュラ TLX タイプS 改良新型

改良新型「TLXタイプS」には、エンジン冷却性能を高めた新デザインのオープンサーフェスダイヤモンドペンタゴングリルを採用した。足元には、ピレリ「P7」オールシーズンタイヤに、新しいベルリーナブラック塗装の20インチスプリットスポークホイールを組み合わせる。軽量なカッパーフィニッシュYスポーク20インチホイールも選択できる。

また、フロントスプリッター、リアデッキリッドスポイラー、リアディフューザー、大型クワッドエキゾースト、ブレンボ製4ピストンフロントブレーキを専用装備した。ボディカラーには、新色として、アーバングレーパールを用意している。

3.0リットルV型6気筒ガソリンターボエンジンは専用開発されており、最大出力は355hp/5500rpm、最大トルクは49kgm/1400~5000rpmを引き出す。このタイプS専用の3.0リットルV6ターボは、オールアルミ構造、コンパクトなサイズ、デュアルオーバーヘッドカムシャフト、24バルブ、直噴システム、シングルツインスクロールターボチャージャーを備えている。改良新型では、スポーツ+モード時のスロットルレスポンスが引き上げられた。

アキュラの3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンとは、ボアと60度のVバンクのみを共有している。 タイプS専用のV6ターボでは、クランクの剛性と耐久性を向上させる6ボルト焼結メインキャップと、86×86mmのボアとストロークが採用された。V6ターボをTLXのエンジンルームに収めるため、ターボチャージャーをトランスミッション上のエンジンに隣接する場所に配置し、薄型のシリンダーヘッドを採用した。カムベアリングキャップは、バルブカバー自体に組み込まれたキャップに置き換えられた。これにより、エンジンの高さを下げ、部品点数を減らしている。3.0リットルV6ターボエンジンは、自然吸気の3.5リットルV6エンジンよりも8mm短くなっている。

タイプS専用のV6ターボでは、高応力の鍛鋼製クランクシャフトと鍛造鋼製コネクティングロッドを使用した。ピストンの上部ピストンリングキャリアには、高密度のNiレジスト鋳鉄を使い、優れた摩耗特性と優れたシーリングを可能にしている。また、エンジンシリンダーのリアバンクで、タービンの直径の小さいスクロールを加圧し、フロントバンクで直径の大きいスクロールを加圧する。これにより、ターボラグが最小限に抑えられ、スロットルレスポンスが最適化される、としている。

《森脇稔》

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