トヨタ、『ノア』『ヴォクシー』などの生産ラインを2日間停止[新聞ウォッチ]

トヨタ・ノア
トヨタ・ノア全 3 枚

「二度あることは三度ある」ということわざには、同じようなことが二度も起きると、さらにもう一度繰り返し起こる傾向があるものだから、「失敗を重ねないように対策をしなさい」という戒めの意味もあるそうだ。

【画像全3枚】

しかし、現時点でははっきりした原因は公表されていないものの、今年度に入ってからも三度目の生産停止のニュースである。

トヨタ自動車が、人気車種のミニバン『ノア』と『ヴォクシー』の生産ラインを11月27日から28日の2日間にわたり停止するという。きょうの読売と日経が報じているが、生産を担う子会社のトヨタ車体の富士松工場(愛知県刈谷市)で一部工程の確認作業のため、稼働を停止。29日には生産を再開する予定とみられている。

ノアやヴォクシーと同じラインで生産するミニバンの『アルファード』や『ヴェルファイア』も含まれることになるが、トヨタは影響台数の見通しについては「公表していない」という。

読売によると「ノアとヴォクシーは国土交通省に申請する型式認証の手続きで不備があった」と関係者の話として伝えている。

トヨタでは今年8月、定期保守作業後に部品発注を行うシステムの不具合で、完成車を生産する国内全14工場が一時的に稼働を停止したほか、10月には仕入れ先の部品メーカーである中央発條の爆発事故で、足回りに使用する部品の供給が滞り、10日間も最大8工場が止まったばかりだった。それぞれの工場での稼働停止の原因は異なるものの、直近のわずか3カ月間で三度も生産ラインを停止せざるを得なくなったことになる。

2023年11月28日付

●トヨタ2車種の生産2日間停止、「ノア」「ヴォクシー」(読売・7面)

●LINEヤフー個人情報流出、韓国経由、不正アクセス、年代・性別など44万件か(朝日・1面)

●中国のEVシフト、日系車部品が苦境、政府が国産化指示、撤退検討も(朝日・8面)

●万博、ナンバーも苦戦、申請1年7.7万件止まり(毎日・5面)

●次世代EVトヨタの逆襲、鍵握る車載OS「アイリーン」(産経・10面)

●万博費用さらに837億円、「日本館」の事業費など、総額3187億円に(東京・1面)

●トヨタがタイで新トラック発売、荷台自由にアレンジ(東京・6面)

●中部経済特集、トヨタEV戦略加速、新型の高性能電池採用(日経・35面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  3. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
  4. BMW、ケージ構造でヘルメット不要の電動スクーター『ビジョンCE』発表へ…IAAモビリティ2025
  5. ホンダ『オデッセイ』専用コンソールボックス「オデュッセイヤ」発売、高級感と機能性のプレミアム仕様
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る