メルセデスベンツの新型クーペ『CLE』ラインナップ最強、「AMG 53」は電動ターボで449馬力

メルセデスAMG CLE 53 4MATIC+ クーペ
メルセデスAMG CLE 53 4MATIC+ クーペ全 10 枚

メルセデスAMGは12月6日、メルセデスベンツの新型2ドアクーペ『CLE クーペ』の高性能モデル、メルセデスAMG『CLE 53 4MATIC+クーペ』(Mercedes-AMG CLE 53 4MATIC+ Coupe)を欧州で発表した。

メルセデスAMG CLE 53 4MATIC+ クーペメルセデスAMG CLE 53 4MATIC+ クーペ

直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンには、「ISG」(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48Vのマイルドハイブリッドシステム、電動ターボを組み合わせた。

加速時には、モーターによる駆動アシストやターボによる過給を行い、変速を素早く行うためにモーターを制御するなど、電気システムをハイパフォーマンスモデルのさらなる性能向上に積極的に利用する。直列6気筒エンジンとこれらのシステムの組み合わせにより、大排気量の自然吸気エンジンのようなスムーズでリニアな加速感や、高回転域までの伸びやかな回転フィールを楽しむことができるという。

メルセデスAMG CLE 53 4MATIC+ クーペメルセデスAMG CLE 53 4MATIC+ クーペ

ISGは、エンジンと9速の「AMGスピードシフトTCT 9G」の間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。このモーターと48V電気システムにより、ハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、リチウムイオンバッテリーに畜電する。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現した。48Vまで高められた電気システムにより、動力のアシストに充分な出力を得ることができる。

また、改良された電動ターボを採用することで、ブースト圧が0.4バールから1.5バールに増加した。改良された電動ターボは、より長い時間、ほぼ連続的に作動させることができるようになった。ドライバーはとくに中速域で、この効果を実感できるという。ターボチャージャーも大型化されており、より高いピーク性能を発揮できるようになっている。

メルセデスAMG CLE 53 4MATIC+ クーペメルセデスAMG CLE 53 4MATIC+ クーペ

この結果、最大出力は449hp/5800~6100rpm、最大トルクは57.1kgm/2200~5000rpmを獲得した。ブースト時には、ISGのモーターが最大で23hpのパワーと20.9kgmのトルクを瞬時に引き出し、加速時などにエンジンをアシストする。可変トルク配分を行うパフォーマンス志向の四輪駆動システム、「AMGパフォーマンス4MATIC+」を採用した。動力性能は、0~100km/h加速が4.2 秒、最高速が250km/h(リミッター作動)だ。オプションの「AMGドライバーズパッケージ」では、速度リミッターを270km/hに引き上げることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  2. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  3. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  4. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
  5. MINI ハッチバック 新型の頂点「JCW」、今秋デビューへ…プロトタイプの写真を公開
  6. BMWの新型車、ティザー…実車は5月24日発表へ
  7. スズキ スーパーキャリイ 特別仕様は“For Your Work Buddy”…デザイナーの思いとは?
  8. 「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始
  9. KGモーターズ、超小型モビリティの車名を『mibot』と発表
  10. 【メルセデスベンツ EQA 新型試乗】“EQ感”がより増した、シリーズ最小モデル…島崎七生人
ランキングをもっと見る