ホンダ、デンソー製燃料ポンプ不具合で5度目のリコール…N-BOXなど113万台

ホンダ N-BOX/N-BOXカスタム(2018年)
ホンダ N-BOX/N-BOXカスタム(2018年)全 12 枚

ホンダは12月8日、軽自動車『N-BOX』など25車種113万台について、燃料ポンプ不具合でエンストのおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは『N-BOX』『N-BOXカスタム』『N-BOX+』『N-BOX+カスタム』『N-BOXスラッシュ』『N-WGN』『N-WGNカスタム』『N-ONE』『N-VAN』『S660』『CR-V』『アコード』『ヴェゼル』『オデッセイ』『クラリティ』『グレイス』『ジェイド』『シビック』『シャトル』『ステップワゴン』『フィット』『フリード』『フリード+』『レジェンド』の23車種で、2017年6月20日~2020年9月21日に製造された113万8046台。

不具合の要因となっているのはデンソー製低圧燃料ポンプ。インペラ(樹脂製羽根車)が変形することがあり、燃料ポンプの作動不良で走行中にエンストする場合があるという。

ホンダは同様の理由で2020年5月に4車種1万2000台、2021年3月に5車種2万6000台、2022年6月に8種車21万9000台、2023年6月に10車種30万台、同年10月には交換修理用部品として出荷したが、車両が特定できないもの3400個をリコール。検証を進めた結果、対象拡大の必要性が判明したため、5度目のリコールを届け出た。不具合は394件発生している。

改善措置として、全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換する。

デンソー製低圧燃料ポンプについては、トヨタ、ダイハツ、マツダ、スバルも国内外で大規模なリコールを届け出ており、問題が長期化している。

《纐纈敏也@DAYS》

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