ホンダ、フィットなど14車種53万台に改善対策…電動サーボブレーキシステムに不具合

ホンダ フィット(2020年)
ホンダ フィット(2020年)全 7 枚

ホンダおよびタイホンダは12月8日、『フィット』など14車種53万台について、電動サーボブレーキシステムに不具合があるとして、国土交通省へ改善対策を届け出た。

[図:改善箇所]

対象となるのは『CR-V』『アコード』『インサイト』『ヴェゼル』『オデッセイ』『クラリティ』『グレイス』『ジェイド』『シャトル』『ステップワゴン』『フィット』『フリード』『フリード+』『ホンダe』の14車種で、2018年7月2日から2022年3月1日に製造した53万2193台。

電動サーボブレーキは、クルマが減速するときに走行用モーターがつくりだす電気を回収し、走るときの力に再び換えることで低電費に貢献するシステム。対象車両は、同システムのブレーキオペレーティングシミュレータにおいて、製造工程が不適切なため、製造時に使用する組付け油が圧力センサ内に浸入することがある。そのため、使用過程でセンサ内の抵抗部が腐食し、出力値が異常となり、警告灯が点灯するとともにフェールセーフが働き、ブレーキペダルの操作力が増大するおそれがある。

改善対策として全車両、ブレーキオペレーティングシミュレータを対策品と交換する。ただし、改善対策部品の供給に時間を要することから、希望者には点検の必要が生じた際にその旨の案内をマルチインフォメーションディスプレイに表示する自己診断ソフトウェアを追加する。なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内する。

不具合は12件発生、事故は発生していない。市場からの情報により改善対策を届け出た。今回の不具合については、2023年3月31日に改善対策を届け出ていたが、新たな原因が判明したため、改善内容を変更して再度、改善対策を届け出た。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  2. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  3. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
  4. フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
  5. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る