[音響機材・チョイスの勘どころ]メインユニットには特別なエンタメ機能を搭載したモデルがある!?

市販「ディスプレイオーディオ」の一例(カロッツェリア・DMH-SF700)。
市販「ディスプレイオーディオ」の一例(カロッツェリア・DMH-SF700)。全 1 枚

カーオーディオシステムのビルドアップに興味を持つドライバー諸氏に向けて、音響機材のチョイスの“勘どころ”を紹介している当コーナー。今回は、カロッツェリアの「ディスプレイオーディオ」に搭載されている特別なエンタメ機能の中身を紹介していく。

さて、「ディスプレイオーディオ」を多彩に展開している大手国産カーエレクトロニクスメーカーは、カロッツェリアとアルパイン、この2社だ。で、まずはカロッツェリアの製品にフォーカスしているのだが、実は同社の「ディスプレイオーディオ」のラインナップの中には特別なエンタメ機能を搭載しているモデルが3機種ある。特別な機能とは2つある。1つが「ブラウザ」でもう1つが「WebLink」だ。

この2つの機能を活用すると、映像系コンテンツを快適に楽しめるようになる。昨今は同乗者の車内エンタメを充実させたいと考えるドライバーが増えていて、そのニーズに応えるべく「HDMI入力端子」の装備が広まっている。これが備わっていればスマホのミラーリングが可能となり、動画系アプリの画面を車載機のモニターに映し出せるようになる。

で、カロッツェリアの「ディスプレイオーディオ」の中にも「HDMI入力端子」を装備しているモデルが2機種あるのだが、それに加えて、またはそのかわりに動画系コンテンツを楽しむための特別な機能も装備する機種も用意されている。

まず、『DMH-SF700』と『DMH-SZ700』の2機種が「ブラウザ」を搭載している。これを活用すれば、スマホを使わずして(通信を除く)ネットサーフィンを行える。結果、例えばYouTubeをタブレットを操作しているかのような感覚で「ディスプレイオーディオ」にて楽しめる。

そして最新機種である『DMH-SF500』では、「WebLink」が使用可能だ。当機能は、車載器の画面上にてスマホアプリを直接操作できるようになるという機能だ。愛用のスマホに「WebLink Host」アプリをインストールしておくと、そのスマホをUSBとBluetoothにて接続することで対応アプリを画面上に映し出せて、さらにはアプリの操作も車載機の画面上にて行える。ミラーリングと比べてより快適に、動画系アプリを車内で楽しめる。

映像系コンテンツを楽しむことを重視するなら、カロッツェリアの「ディスプレイオーディオ」は候補の上位に浮上する。覚えておこう。

今回は以上だ。次回はアルパインの「ディスプレイオーディオ」の音響性能を分析していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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