リアウィンドウがない! 新型電動SUVクーペ『ポールスター4』…欧州発売

ポールスター 4
ポールスター 4全 10 枚

ボルボカーズ傘下のポールスターは、新型電動SUVクーペ『ポールスター4』(Polestar 4)を欧州市場で発売した。現地ベース価格は、6万3200ユーロ(約1015万円)と発表されている。

写真:ポールスター4

◆カメラからのデジタル映像によってリアウィンドウのないデザインが可能に

ポールスター4は、電動車ブランドのポールスターの第4弾モデルだ。ポールスター4は、クーペのエアロダイナミクスとSUVのスペースを、最新のテクノロジーによって融合させた電動SUVクーペになる。また、ポールスター4は、ポールスターの次世代クーペEVコンセプトの『プリセプト』のデザイン言語を、最初に採用する市販モデルでもある。

ポールスター4の外観は、リアウィンドウをなくしたのが特長だ。これにより、後席乗員の新しい移動体験が可能になるという。ルームミラーは、ルーフに取り付けられたリアカメラからの映像をリアルタイムで表示する高精細スクリーンに置き換えられた。デジタル映像は、必要に応じて停止させることができ、ドライバーは後席の乗員を確認することができる。

ポールスター独自のライトシグネチャーを備えたデュアルブレードライトをフロントに配置した。これは、上下に2分割されたヘッドライトになる。また、低いノーズ、格納式ドアハンドル、フレームレスウィンドウのフラッシュグレージング、リアエアロブレード、リアライトバー周辺のエアフロー最適化により、空力性能を高めている。

◆後席乗員用にセカンダリースクリーンを配置

インテリアの素材は、ファッションやスポーツウェア業界からインスピレーションを得て、「ソフトテック」をテーマにデザインされている。ボディカラーには、新色として、ストームとエレクトロンを設定した。内装色にも、新色としてミストが用意されている。

大型ボディを生かした余裕のある室内空間は、とくにリアのゆとりが大きく、リクライニングシートで乗員はくつろげるという。また、太陽光からインスピレーションを得て、インテリアに広がりを与える調整可能なアンビエントライトを採用。ドライバーは室内環境をカスタマイズすることができる。

標準装備のフルレングスガラスルーフは、オプションのエレクトロクロミック機能を付けると、気分に応じて不透明または透明に切り替えることが可能。リアウィンドウをなくしたことで、ガラスルーフは後席乗員の頭上にまで広がり、独自の室内空間を作り出す。前席の間にメディアと空調用のセカンダリースクリーンを設置し、後席の乗員がコントロールできるようにした

◆0~100km/h加速3.8秒はポールスター最速

ポールスターが属するジーリー(吉利)ホールディングスが開発した「SEA」車台をベースにする。ポールスター4の全長は4839mm、全幅は2139mm、全高は1544mm、ホイールベースは2999mm。DセグメントのSUVクーペだ。

さらに、この電動SUVクーペは、ポールスター最速の量産車になる。最上位グレードの「ロングレンジ・デュアルモーター」では、前後のモーターが最大出力544hp、最大トルク70kgmを引き出す。0~100km/h加速は3.8秒で駆け抜ける。

バッテリーの蓄電容量は102kWh。ディスコネクトクラッチを使用すると、低負荷時にフロントの電気モーターを切り離して、効率を引き上げる。1回の充電での航続は、最大580km(WLTPサイクル)に到達する。

「ロングレンジ・シングルモーター」バージョンは、リアに最大出力272hp、最大トルク35kgmのモーターを搭載する。WLTPサイクルの航続は最大610kmとなる。両バージョンとも、最大出力200kWのDC充電と、最大出力22kWのAC充電が利用できる。充電リッドは電動開閉式だ。双方向充電ハードウェアが搭載されており、近い将来、「V2L(Vehicle-to-Load)」機能が利用可能になる予定。ヒートポンプが標準装備されており、キャビンとバッテリーを予熱できる。

新しいドライブ最適化機能により、ロングレンジ・デュアルモーター仕様では、ドライバーはレンジモードとパフォーマンスモードが選択できる。パフォーマンスモードは、パワートレインのレスポンスを鋭くし、前後のモーターを常に作動させることで、フルパワーと高いパフォーマンスを発揮する。レンジモードは効率を優先し、リアモーターのみを使用して走行する、としている。

《森脇稔》

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