[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]ミドルグレードスピーカーを手軽な方法で取り付けて、良音を満喫!

モレル・マキシモ ウルトラ 602 MKll
モレル・マキシモ ウルトラ 602 MKll全 3 枚

カーオーディオシステムをバージョンアップさせたいと考えつつも「どこから手を付ければ良いかが分からない…」、そう悩んでいるドライバーに向けて具体的な“スタートプラン”を紹介している当特集。今回は、中級スピーカーを手軽に取り付けるプランをリコメンドする。

なお当特集では毎回、全国の有名カーオーディオ・プロショップに話を訊いて記事を作成している。今回は、広島県広島市の実力店『M.E.I.』の山本さんに教えを請うた。さて、氏が薦めるモデルとは…。

◆お薦めの中級スピーカーはズバリ、モレルの『マキシモ ウルトラ 602 MKll』

早速『M.E.I.』の山本さんに、5万円から10万円くらいまでのミドルグレードスピーカーのお薦めを教えてもらった。

「当店で人気が高いのは、モレルの『マキシモ ウルトラ 602 MKll』(税込価格:6万6000円)です。当機は当店のデモボードにも入っているのですが、ぱっと聴いたときの印象がとても良いんです。高音は明るく低音もしっかり鳴りますから。なので、純正スピーカーから交換したときの“音が良くなった感”がとても大きく、満足度が高いです。

なお当店では、お薦めのスピーカーのセットプランをいくつかご用意しています。当機も取り付け費と取り付け部材代も込みにして、9万6000円(税込)にてご提供しています。

ところで市販スピーカーは1万円台からありますが、お薦めしたいのはそれらよりも1ランク上の製品からです。というのもスピーカーは、低価格帯のモデルほどグレード間の性能差が大きく開きます。1万円台のモデルと2万円台のモデルとでは価格が倍違いますから性能差も相応に開きます。

ちなみに4万円台のスピーカーからセットプランを組んでお薦めしていますが、『マキシモ ウルトラ 602 MKll』はそれと比べてもう1ランク上のサウンドを楽しめます。このあたりまで手を伸ばせると、後々長く使っていただけると思います」

ダイヤトーン・DS-G400ダイヤトーン・DS-G400

◆セットプランでは防振作業を最低限の内容にとどめ、可能な限り価格を抑制!

続いては、セットプランの内容を詳しく教えてもらった。

「限られたご予算の中でより良い製品を手にしていただきたいと思っていて、セットプランでは製品代以外のコストをできるだけ切り詰めてあります。

まずドアスピーカーを取り付ける際の必須パーツである“インナーバッフル”は、市販の汎用品を使っています。そして防振作業(デッドニング)も、せめてこれだけはやっておきたいという内容にとどめています。

ちなみに当店では最低限の防振作業を『防振プラン1』としてご案内していて、各セットプランにはこれを含めています。その内容は以下のとおりです。スピーカーの真裏に拡散材を貼り、ドアの外鉄板の手の届く範囲に制振材を貼っていきます。

スピーカーの真裏に拡散材を貼るのは、スピーカーの動きを良くするためです。これをしないと、スピーカーの裏側から放たれる音エネルギーが外鉄板で跳ね返りスピーカーに戻ってきます。結果、振動板の動きに負荷がかかりスピーカーが性能を発揮しにくくなるんです。スピーカーから真裏の外鉄板までの距離が近いですからね。しかし拡散材を貼れば、その影響をかなり緩和できるんです」

ダイヤトーン・DS-G400ダイヤトーン・DS-G400

◆サウンドの完成度を高めたい場合には、オプションの『防振プラン2』の追加がお薦め!

「なお当店に来られる方の多くは防振作業の必要性を良くご存知で、オプションの『防振プラン2』を追加されるケースも多いです。『防振プラン2』では、ドアのインナーパネルへの全体的な制振作業と、サービスホールを塞ぐ作業とを実行します。防振のオプションプランはもう1つありますが、ここまでやっておけば完成度はかなり上がります。

または、ツイーターのカスタムインストールをご要望される方も少なくないです。これも音に効きますし、見た目も上がりますから運転席に座る度に高揚感を味わえます。

そしてもしもご予算が許すのであれば、スピーカー自体のグレードをさらに上げても良いと思います。1つ上のセットプランとして、ダイヤトーンの『DS-G400』(税込価格:11万円)を14万3000円(税込)にてご提供しています。このクラスのスピーカーともなると、性能的に申し分ありません。特に当機は帯域バランスがとても自然で、原音に忠実なサウンドを楽しめます。初めてのスピーカーとしても、このクラスのモデルはアリです。

これらの製品の音は実際にお聴きいただけますので、お近くでしたらぜひお気軽にお越しください。お待ちしています」

《太田祥三》

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