フィアット『パンダ』は大きくなって電動SUVに? 現行型好調でデビュー後ろ倒しか

フィアット パンダ 次期型の予想CG
フィアット パンダ 次期型の予想CG全 8 枚

フィアットは2023年末、ツインエアエンジンの生産終了に伴って伝統あるコンパクトカー『パンダ』現行モデルも終了となることを発表。その後、延命が決定されたものの次期型へのモデルチェンジも予告されている。2月には次期型を示唆するコンセプトカーを公開したが、果たしてパンダはどのような姿に進化するのだろうか?

次期パンダは、同じステランティス傘下のシトロエン『e-C3』と同じEV対応プラットフォームを採用するEVとなるのが最大の目玉だ。そしてより大型のクロスオーバーSUVとしてリボーンし、『New Panda』(ニューパンダ)と呼ばれることになると伝えられている。

ボディサイズは、e-C3を参考にすると、全長は4000mm(157.5インチ)強、ホイールベースは2540mm(100インチ)になると思われる。既存のパンダの全長3650mm(143.5インチ)、およびホイールベース2300mm(90.6インチ)と比べるまでもなく大型化、実用性に大きく貢献するだろう。

EVスペックについては44kWhのバッテリーを搭載し、198マイル(320km)の航続が可能となる。より小型のバッテリーを搭載した航続距離124マイル(200km)のエントリーモデルもラインアップ予定だという。

フィアット パンダ 次期型の予想CGフィアット パンダ 次期型の予想CG

気になるデザインだが、すでに流出しているパテント(特許画像)をベースに、海外メディア「KOLESA RU」が市販モデルの予想CGを作成、提供してくれた。

そのデザインは、フィアットが2019年に公開した『コンセプト・チェントヴェンティ』(Fiat Concept Centoventi)に似ていることがわかる。しかし、バンパーに配置されていた正方形のLEDは、長方形に変更され、ヘッドライトはよりシャープに変更、LEDデイタイムランニングライトはストリップバーで接続されている。

側面では、コンセプトでフラットだったウエストラインが、後方へ向け上昇。4枚のドアにはグリップタイプのドアハンドルが装着され、キャラクターラインも新たに配置されている。後部では、コの字型テールライトが正方形に新設計され、スリムなLEDライトバーがその中心を走っている。

次期パンダ、あるいはパンダ後継モデルの登場時期だが、現行型の販売が好調のため、やや遅れるとの見方がある。2025年後半以降になる可能性もありそうだ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る