アバルト『クラシケ1300 OT』、5台限定で生産へ…アルファロメオ 4C ベース

アバルト・クラシケ 1300 OT
アバルト・クラシケ 1300 OT全 6 枚

アバルトは4月12日、ブランド誕生75周年を記念して、スポーツカーのアバルトクラシケ1300 OT』を5台限定で生産すると発表した。レンダリングイメージを公開している。

写真:アバルト・クラシケ 1300 OT

クラシケ1300 OTは、半世紀前にレースで成功を収めたアイコニックなクルマへのオマージュとして、アバルトが属するステランティスのヘリテージ部門がデザインする。ヘリテージ部門の「リローデッド・バイ・クリエーターズ」プロジェクトの一環として、1960年代を代表する名車を現代的に再解釈し、エンスージアストに向けて販売する計画だ。

1965年に登場したフィアット・アバルト『OT1300』は、フィアット『850』のフロアパンと足回りを流用して開発されたGTで、卓越した敏捷性とパワーでサーキットで成功を収めている。

軽量でエアロダイナミックなグラスファイバー製ボディと、キャビンを冷却するために後方に取り付けられた「ペリスコープ」が特徴のアバルトOT1300は、レーシングカーにおけるアバルトの革新の象徴になったという(ペリスコープは1966年のシリーズ2から)。

なお車体の「OT」は“Omologato Turismo”の略称であり、ツーリングカーのホモロゲートモデルを意味する。ところがアバルトOT1300はGTカテゴリーだ。これは、OT1300の前に、同じフィアット850をベースにしたOT850があったことから、“850ファミリー”を意識したものと思われる。

スタイル、パフォーマンス、歴史を融合させた新しいアバルト・クラシケ1300 OTは、アルファロメオ『4C』をベースに開発される。カーボンファイバー製ボディをはじめ、冷却用のスリット入りプレキシガラス製リアウィンドウ、「Abarth」のレタリングが施されたエンジンコンパートメント用の大型リアグリルが、歴史的デザインとの絆を強調している。フロントエンドはしなやかなカーブを描き、往年のアバルトのスポーツカーを彷彿とさせるという。

《森脇稔》

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