課題ありの輸送業界、「ジャパントラックショー2024」を横浜で開催 5月9-11日

ジャパントラックショー(イメージ)
ジャパントラックショー(イメージ)全 9 枚

一般社団法人国際物流総合研究所は5月9日から11日までの3日間、パシフィコ横浜にて、トラック・輸送業界の日本最大規模の総合展示会「ジャパントラックショー2024」を開催する。

今回は156社が564小間を使用し、過去最大規模での開催となる。約150台の実車が集結し、トラックメーカーをはじめ、架装、レッカー、部品、用品、カメラ・センサー、ITなどの周辺機器、整備、アフターサービスまで、物流・運送企業の課題を解決する最新製品が展示される。

開催テーマは「環境と調和する、物流の未来」。2024年問題、DX、カーボンニュートラル、SDGsなど、物流課題に対応する製品技術が紹介される。

トラックメーカーゾーンでは、いすゞ自動車とUDトラックスが共同ブースで出展し、日野自動車、三菱ふそうトラック・バスと合わせ国内4大メーカーがそろう。EVや、安全性、運転支援技術、輸送効率などを向上させた小型~大型の車両をはじめ、EVモーターズのEVトラック、ボルボ・トラックの関東初披露となる車両、スズキの軽商用車などに注目だ。

また架装についても、ドライバー不足を補うために輸送効率や利便性を向上させた、日本トレクスのダブル連結トラック(25メートル)や、国内外の大型トレーラー、ウィング車をはじめ、ドライバー人口の裾野を広げる、普通免許で運転できる小型トラック、意匠性の高いカスタムトラック、環境問題に配慮した荷室など、多彩な架装を見ることができる。ドイツ、オランダ、イタリア、スウェーデン、トルコ、中国、韓国などの海外からも出展される。

タイヤメーカーでは、継続出展の日本ミシュランタイヤに加えて、ダンロップ、TOYO TIRESなどが初出展し、中国製タイヤもラインナップ。部品・用品メーカーも幅広いジャンルで出展するほか、安全運行を支える整備・アフターサービス、カメラ、センサー、デジタコ、運行管理ソフトウエアなど最先端のIT、周辺機器も多数が出展予定で、最新情報を効率的に収集する機会だ。

展示以外に、国土交通省や物流企業経営者などによる講演・パネルディスカッションも行なわれる。さらに5月11日には、一般の人々がトラックや物流に親しむためのイベントが実施される。子供向けのスタンプラリーや、トラックyoutuberによる座談会などが予定されている。

ジャパントラックショーは、トラック関連メーカーと物流・運送業界をつなぐビジネストレードショーとして、2016年に初めて開催された。以降2年に1度開催されており、今回で5回目の開催だ。前回の2022年展示会では143社が出展し、来場者数は5万3000人を超えた。今回は156社が出展し、来場者数は5万5000人を見込んでいる。展示面積は約2万5000平方メートルに及ぶ。


《レスポンス編集部》

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