タトラ伝統のオフロード性能を追求…新型トラック『フェニックス』発表

タトラ・フェニックス
タトラ・フェニックス全 4 枚

チェコに本拠を置くタトラは6月6日、新型トラック『フェニックス』をワールドプレミアした。1850年設立のタトラの最新モデルだ。

フェニックスは、従来モデルと同様に、タトラのデザイナーの技術と創意工夫、実績あるシャシー、長年のパートナーのオランダのDAFトラックスのキャビンとエンジン、ZFのギアボックスやアリソンの技術が融合されている。

フェニックスは、「DAF XDC」キャビン(コンストラクションシリーズ)を採用しており、安全性、耐久性、快適性を最大限に考慮して開発された。キャビンは短い「デイ」バージョンと延長された「スリーパー」バージョン、さらには一つまたは二つのベッドを備えたスリーパー・バージョンも用意される。デジタルダッシュボードを採用している。

シャシーは、センターバックボーンチューブにドライブシャフトとデファレンシャルを収納し、独立したエアサスペンションのスイングハーフアクスルによって、伝統のオフロード性能を追求している。基本的なシャシー構成は4x4、6x6、8x8、8x6で、四軸バージョンも1+3構成で用意される。

フェニックスは、最新の「Paccar」エンジン(「MX-11」および「MX-13」シリーズ)を搭載し、最新の技術とデザインを取り入れている。エンジンは300kWから390kWの出力バージョンがあり、ZF の「TraXon」自動変速機が標準装備される。

さらに、フェニックスは、自動ワイパー制御システム、コーナービューシステム、デジタルビジョンシステムなどが搭載されており、安全性と快適性が向上している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  4. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  5. 【三菱 デリカミニ 新型】日本のアニメ文化も取り入れた新「ウルルン顔」は可愛いだけじゃない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る