AI搭載の新型半導体、EV電池寿命を25%延ばす…イートロンが欧州バッテリーショー2024で発表へ

イートロンが共同開発したAI搭載の新型半導体
イートロンが共同開発したAI搭載の新型半導体全 2 枚

バッテリーマネジメントを手がけるイートロン・テクノロジーズとエッジAI技術のシンティアントは6月18日(日本時間同日16時)、ドイツで開幕する「The Battery Show Europe 2024(欧州バッテリーショー2024)」に共同開発した新しいシステムオンチップ(SoC)を初公開する。イートロン・テクノロジーズが6月14日に発表した。

このAI-BMS-on-chipは、バッテリー容量を10%追加し、寿命を最大25%延ばすことができる。また、製品の市場投入までの時間を短縮する。イートロンのインテリジェントソフトウェアレイヤーと、シンティアントの低消費電力ニューラルディシジョンプロセッサを組み合わせたこのソリューションは、コスト効果の高いパッケージで優れた性能と効率を提供するという。

イートロンの事前トレーニング済みモデルは、バッテリーの状態、充電状態、および残りの使用可能寿命を高精度で評価し、利用可能な電力を最大化する。予測診断により、バッテリーの潜在的な問題を早期に検出し、安全性を向上させる。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る