「フィアット500」67回目のバースデーを迎える…2025年はハイブリッド登場へ

フィアット500。左から初代、2代目、3代目
フィアット500。左から初代、2代目、3代目全 3 枚

フィアットは7月4日、1957年7月4日に初公開された伝説的なフィアット『500』が、67回目のバースデーを迎えた、と発表した。

フィアット500は、その象徴的なデザインと「ラ・ドルチェ・ヴィータ」を体現する喜びで、世界中で認識されている。フィアットは記念動画「Buon Compleanno 500!」を公開し、そのアイコニックな存在を祝っている。

フィアットの伝統として、7月4日はフィアット500の誕生日を記念する重要な日になるという。初代フィアット500は、ダンテ・ジャコーザによって設計され、大衆向けのコンパクトで手頃な価格の車両として登場した。ジャコーザのデザインはすぐに認知され、文化的なアイコンとイタリアの創造性の象徴としての地位を確立した。今日でもその遺産は変わらず、フィアット500はロゴや名前、旗がなくても一目で認識されるという。

フィアット 500e(欧州仕様車)フィアット 500e(欧州仕様車)

過去67年間で、フィアット500は3世代にわたる独自の個性によって形作られてきた。1960年代の初代は移動と自由を提供し、真の文化現象となった。2007年に登場した2代目は、クールさと魅力を都市型車両に持ち込み、世界中でファッションとスタイルのアイコンとなった。2020年には3代目の『500e』が登場し、持続可能な都市型モビリティを革新した。

1957年のデビュー以来、フィアット500は世界中で750万台以上が販売され、そのアイコニックな地位を確立している。その成功の秘密は、コアアイデンティティを保ちながらも絶えず進化し続けることにある。多くの特別モデルがその魅力と文化的意義を高めてきた、と自負する。

2025年末から2026年初頭にかけて発売予定の新しいフィアット『500イーブリダ』は、イタリアのトリノのミラフィオリ工場で製造される。このハイブリッドモデルは、EVのフィアット500eを補完する。現在、500eは世界48カ国で販売されており、ヨーロッパのAセグメントEVで販売首位の地位を占めている。

《森脇稔》

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