歴代マツダ『ロードスター』、バイオ燃料で英国縦断1000マイルを走破

歴代マツダ『ロードスター』が持続可能燃料で英国縦断達成
歴代マツダ『ロードスター』が持続可能燃料で英国縦断達成全 7 枚

マツダは7月16日、スポーツカーの『MX-5』(日本名:『ロードスター』に相当)がデビュー35周年を記念して、サステナブル(持続可能)燃料を使用して英国縦断1000マイル(約1600km)の走行を達成した、と発表した。

バイオ燃料で英国縦断1000マイルを走破したマツダ『ロードスター』

英国のランズ・エンドからジョン・オ・グローツまでのルートを、4世代のMX-5が走破した。これにより、世界で最も売れている2シーターのスポーツカーが、持続可能燃料でこのルートを完走した最初の車となった。

歴代マツダ『ロードスター』が持続可能燃料で英国縦断達成歴代マツダ『ロードスター』が持続可能燃料で英国縦断達成

1989年のシカゴモーターショーで初公開されたマツダMX-5/ロードスターは、軽量スポーツカーの基準として知られている。広島の宇品工場でこれまでに120万台以上が生産され、そのうち13万5000台以上が英国で販売された。今回の1000マイル走行には、1990年の1.6リットル搭載の初代、10周年記念の2代目、25周年記念の3代目、30周年記念の4代目が参加し、それぞれがMX-5の歴史の重要な節目を象徴している。

各世代のMX-5は、コリトン社の第2世代バイオ燃料「SUSTAIN 100 RON E5」を使用して走行した。この燃料は化石燃料を一切含まず、農業廃棄物や食用に適さない作物の副産物から製造されている。車両に改造を加えることなく使用でき、植物が成長する際に吸収した大気中の炭素を再利用するため、追加のCO2を排出しない。

歴代マツダ『ロードスター』が持続可能燃料で英国縦断達成歴代マツダ『ロードスター』が持続可能燃料で英国縦断達成

1000マイルの旅は、持続可能な技術の力を示す4つの先進的な組織を訪れた。現在、この100%バイオ燃料は一般には販売されていないが、最新モデルをはじめ、クラシックカーの脱炭素化における持続可能燃料の役割を示すものだとしている。

2023年6月以降、マツダUKヘリテージフリートは持続可能燃料「SUSTAIN Classic 80」を使用している。また、2022年には、マツダMX-5が持続可能燃料で英国を1000マイル走破し、各ホームネーションのサーキットを周回した初の車となっていた。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  5. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る