[カーオーディオ・素朴な疑問]「ボックスサブウーファー」って、何?

「ボックスサブウーファー」の取り付け例(ケンウッド・KSC-SW40)。
「ボックスサブウーファー」の取り付け例(ケンウッド・KSC-SW40)。全 3 枚

運転中に音楽を聴いているドライバーは多いが、オーディオシステムのバージョンアップに踏み切るドライバーはそれほど多くない。当連載ではその原因が“分かりづらさ”にあると仮説を立て、その払拭を目指して展開している。現在は「サブウーファー」に焦点を当てている。

【画像全3枚】

◆サブウーファーにはタイプ違いが3つある。その中の1つがボックスサブウーファー!

さて、これまでも説明したきたように、クルマのドアに取り付けられるスピーカーは口径的に17cmクラスが最大サイズで、この大きさでは物理的に超低音(もっとも低い帯域の音)までをスムーズに鳴らし切れない。ゆえにカーオーディオでは超低音再生のスペシャリストであるサブウーファーが使われることが多くなっている。

で、サブウーファーにはタイプ違いが3つある。1つは前回の記事にて説明した「小型・薄型のパワードサブウーファー」で、2つ目が「ボックスサブウーファー」、3つ目が「単体サブウーファー」だ。というわけで今回は、ボックスサブウーファーとは何なのかを説明していく。

結論から入ろう。ボックスサブウーファーとは、「サブウーファーユニット」が大型の「ボックス」に組み付けられた状態で完成品となっているもののことを指す。

「「ボックスサブウーファー」の一例(ヴァイブオーディオ・BLACKAIRB8-V6)。「「ボックスサブウーファー」の一例(ヴァイブオーディオ・BLACKAIRB8-V6)。

◆スピーカーとして完成されているので、導入のハードルが低い!

ちなみにカースピーカーはクルマに取り付ける前提で製品化されているので、スピーカーユニットが裸の状態で売られている。一方ホーム用のスピーカーはスピーカーユニットが「ボックス」に取り付けられた状態で製品となっている。つまりスピーカーとして完成形となって売られているというわけだ。

で、ボックスサブウーファーもホーム用のスピーカーと同様に、スピーカーとして完成形となっている。なのでサブウーファーユニットが裸の状態で売られている単体サブウーファーと比べて、導入のハードルが低い。

ところで、ボックスサブウーファーにもタイプ違いが2つある。1つはパワーアンプも一体化された「パワードタイプ」で、もう1つはパワーアンプが別体化されている「非パワードタイプ」だ。

なお導入のハードルが一層低いのはパワードタイプ、かと思いきや、実のところはそうとも限らない。というのも非パワードタイプの方が製品自体の価格は低めで、別途用意しなければならない「外部パワーアンプ」にも廉価ながらも性能的にあなどれないモデルがさまざまある。なので、コスト的にはそれほど大きくは違いが出ない。

「ボックスサブウーファー」の一例(カロッツェリア・WX1010A)。「ボックスサブウーファー」の一例(カロッツェリア・WX1010A)。

◆ボックスサブウーファーなら、より本格的な重低音の再生が可能に!

ところで小型・薄型のパワードサブウーファーと比べた場合には、パワードタイプであれ非パワードタイプであれ、導入のハードルは高くなる。シート下へは取り付けようもないからだ。トランクスペースに搭載するしかない場合が多く、結果、トランクの積載性を少なからずスポイルすることとなる。

しかし、だからこそのメリットもある。それは、より本格的なサウンドが得られる可能性が高まることだ。ボックスが大型化する分サブウーファーユニットの振動板が大きくストロークできるようになるので、空気をしっかり震わせられる。

そしてもう1つ利点がある。それはボックス製作で失敗がないことだ。単体サブウーファーを使う場合にはボックスを自前で用意する必要があり、可能性論でいうとボックスの設計・製作で失敗することも有り得てくるが、ボックスサブウーファーはメーカーが自社の「サブウーファーユニット」の性能を出し切れるボックスを用意してくれるわけなので、失敗がない。

今回は以上だ。次回以降も「サブウーフアー」に関連した分かりづらい事柄の解説を続行する。お楽しみに。

《太田祥三》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ローグ ハイブリッド』新型、第3世代「e-POWER」搭載…今秋米国発売へ
  2. アウディ6車種858台リコール、燃料漏れ
  3. ここまで変わる? ホンダ『アコード』次期型の新デザインを予想
  4. 【スズキ ジムニーノマド 新型試乗】「よくできた万能SUV」だととらえると、評価を誤ることになる
  5. 「パジェロ復活したしランエボも…」三菱『ランサーエボリューション』がPHEVで登場!? SNSでは期待高まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  4. 「認知機能は正常」でも事故は起きる…「運転技能検査」厳格化、高齢者に問われる“運転する力”【岩貞るみこの人道車医】
  5. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
ランキングをもっと見る