プジョー『E-3008』と『E-5008』にEV航続700kmの「ロングレンジ」登場…パリモーターショー2024で発表へ

プジョー E-3008
プジョー E-3008全 4 枚

プジョーは、10月14日にフランスで開幕するパリモーターショー2024において、新型電動SUV『E-3008』と『E-5008』の「ロングレンジ」を初公開する。EV航続は、それぞれ700kmと668kmというクラス最長を実現。電気自動車の実用性に新たな基準を打ち立てるという。

両モデルには230hp/170kWの新パワートレインと96.9kWhの大容量バッテリーが搭載されている。これにより、E-3008は700km、E-5008は668kmのWLTP複合サイクルでの航続距離を達成した。この性能は、既存の210hp/157kWパワートレインモデル(E-3008で527km、E-5008で502km)を大きく上回る。

充電性能も向上し、両モデルは急速充電器で最大160kWの充電が可能となった。20%から80%までの充電にかかる時間は27分で、10分の充電で150kmの走行が可能になる。

プジョー E-5008プジョー E-5008

プジョーは、これらの新モデルがフランスの技術力の象徴であると強調している。E-3008とE-5008はフランス・ソショーで製造され、バッテリーはドゥヴランの工場で生産される。

ステランティスのSTLAミディアム「BEV-by-design」プラットフォームの採用により、バッテリーの厚みを15mm増やしつつも、客室やトランクスペースを犠牲にすることなく、より多くのエネルギーを蓄えることが可能になった。

E-3008は、ファストバックSUVデザインとパノラミックi-Cockpitによる運転の楽しさを追求している。一方、E-5008は7人乗りの広々とした室内空間と668kmの航続距離を兼ね備えたクラス唯一の100%電気SUVとして、市場で独自のポジションを確立している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  3. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  4. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  5. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る