CEATEC 2024(幕張メッセ)が10月15日に開幕。アイシンがブース出展し、「スマートバディ」というルート支援アプリを展示していた。なぜアイシンがナビアプリのようなものを出しているのだろうか。
スマートバディは、あらかじめ作成した観光ルートをダウンロードして案内してもらうアプリだ。観光DXを銘打っており、典型的な使い方は観光地の案内板やビジターセンターにQRコードを表示しておくことから始まる。QRコードは「スマートバディ」のサイトまたはアプリダウンロードにつながる。観光客は穴場情報やグルメ、ショッピング、名所めぐり、パワースポットといったテーマや体験によって、好きなルートを選び、サイトやアプリの指示にしたがって移動する。
地域のクーポンやリアルタイムなイベント情報などにも対応し、観光客はガイドブックを調べたり、自分で検索したりする必要がなく、ご当地の名所めぐりや望みの体験(リラックス、スポーツ、山あるきなど)を選ぶだけでよい。
事例としては自治体のまちおこしや観光案内利用が多いが、レンタカーやシェアカー事業者が、体験つきの車両貸し出しのために利用することもあるという。

と、ここまでは自治体の活性化や観光客誘致などに応用できるモビリティソリューションのひとつとしての説明だ。レスポンスとして気になるのは、なぜアイシンが観光DXなのだろうか、という点だろう。