ヤマハ発動機、仏電動二輪メーカーに出資…電動バイク市場でプレゼンス向上めざす

Electric Motion SASの電動トライアルバイク「Epure FACTOR-e」
Electric Motion SASの電動トライアルバイク「Epure FACTOR-e」全 3 枚

ヤマハ発動機は11月7日、フランスの電動二輪メーカー「Electric Motion SAS」(以下、Electric Motion)に出資したと発表した。この戦略的パートナーシップにより、両社は電動二輪市場でのプレゼンス向上と、電動二輪競技用車両の可能性探索を目指す。

Electric Motionは2009年の創業以来、世界40か国以上で「EM」ブランドの製品を展開し、トライアルやオフロードの競技用車両市場で着実に存在感を高めてきた。同社の製品は、トライアル世界選手権やFIM E-XPLORER WORLD CUPなど、世界最高峰の電動オフロードバイクレースで優れた成績を収めている。

今回の出資により、ヤマハ発動機はElectric Motionとの協業を通じて、電動トライアルバイクや電動オフロードバイクの開発・製造分野での技術協力を模索する。両社の知見と能力を結集することで、電動二輪車市場における競争力強化を図る狙いがある。

ヤマハ発動機は「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」において、2050年までに事業活動を含むサプライチェーン全体でのカーボンニュートラル達成を目指している。この取り組みの一環として、今回の提携を通じて持続可能な社会の実現に向けた技術・製品の研究開発をさらに推進していく。

電動二輪車市場は今後の成長が期待される分野であり、特に競技用車両領域では技術革新が急速に進んでいる。ヤマハ発動機とElectric Motionの協業は、両社の強みを活かしながら、この成長市場でのリーダーシップ確立を目指す。

《森脇稔》

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