ベッコフオートメーションは11月13日、メルセデスベンツが次世代車両開発のためのテストベンチに、最新の「EtherCAT」計測技術を導入したと発表した。
この取り組みにより、シャシー性能評価プロセスが大幅に最適化され、車両特性のより高度な解析が可能になったという。
ドイツ・ジンデルフィンゲンにあるメルセデス・テクノロジー・センター(MTC)では、4台の最新テストベンチを用いてアクスル検査を実施している。テストプロセスでは、車両をジャッキに設置し、アクスルに荷重をかけることで進められる。車両が受ける力や変位、トルクに対する反応を0.1mmの精度で計測し、その結果はデジタル・ツインにより約90のパラメータと照合される。