[音を良くするコツをプロが指南]「純正“ガン無視”オーディオ」のすすめ! これって、何?

「パワーアンプ内蔵DSP」の一例(ゴールドホルン・DSPA 406)。
「パワーアンプ内蔵DSP」の一例(ゴールドホルン・DSPA 406)。全 3 枚

「運転中にはいつも音楽を聴いている」というドライバーなら、その音楽をもっと良い音で楽しみたいと思ったことが1度や2度はあるはずだ。当連載では、その思いを現実のものとするための“コツ”を、全国の有名「カーオーディオ・プロショップ」に訊き、紹介している。

【画像全3枚】

今回は、福岡県粕屋町にて店舗を構える実力ショップ『エモーション』の橋本さんに教えを請うた。

◆純正メインユニットのままでは良い音を望めない。ゆえにこれを“ガン無視”すべき!

早速『エモーション』の橋本さんに、カーオーディオシステムの音を良くする最善策を訊ねると……。

「当店では、『純正“ガン無視”オーディオ』をお薦めすることが多いです。これはつまり、純正システムとは別系統のオーディオシステムを構築するという作戦です。

ちなみにひと昔、いやふた昔前なら、音を良くしたいと思ったときにはメインユニットが交換されることが多かったのですが、近年は交換しづらい車種が増えています。となると純正メインユニットを中心に据えたままでシステムアップを図ることとなるのですが、そうすると早い段階で壁にぶち当たります。

理由は至極シンプルです。純正メインユニットの音が良くないからです。さらにトヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車では、助手席側のスピーカーが“逆相接続”になっていて、またプリセットイコライザーもかけられています。純正スピーカーでより良い音を鳴らそうとしているからでしょう」

「パワーアンプ内蔵DSP」の一例(ゴールドホルン・DSPA 810PRO)。「パワーアンプ内蔵DSP」の一例(ゴールドホルン・DSPA 810PRO)。

◆スピーカーを換えると、むしろ音が悪くなることも!?

「なおプリセットされているイコライザーは後から変更できません。なので市販スピーカーに交換すると、高音と低音が鳴りすぎてしまいます。純正スピーカーの能力に合わせたチューニングが施されているからです。スピーカーが高性能化することで、バランスが崩れてしまうんです。

なのでこのようなケースでは特に、スピーカー交換は不向きです。それよりもパワーアンプ内蔵DSPの導入を優先すべきです。そしてそれに外部プレーヤーを組み合わせれば、『純正“ガン無視”システム』を完成できます。ラジオが聴けなくなるのは残念ですし純正メインユニットの音声も入力しますが、音楽を聴くときには純正メインユニットのクオリティに足を引っ張られることがなくなります。

なおこの作戦はコストがかかると思われがちですが、質の良いパワーアンプ内蔵DSPが税込6万円台くらいからありますので、メインユニット交換と比べてコストが多くかかるわけでもありません。外部プレーヤーには、スマホをお使いいただければ良いですし」

「車載用Bluetoothレシーバー」の一例(オーディオテクニカ・AT-HRD300)。「車載用Bluetoothレシーバー」の一例(オーディオテクニカ・AT-HRD300)。

◆スマホはBluetooth接続が便利。さらにトヨタ車純正ディスプレイオーディオでは…

「なおスマホは、Bluetoothにて接続できると便利です。バージョンが5.0以上であれば音質的にも不満に思うことはないはずです。Wi-Fi接続と同等のクオリティで楽しめます。なのでパワーアンプ内蔵DSPは 5.0以上のBluetoothに対応しているモデルがお薦めです。または、車載用のBluetoothレシーバーがいくつか発売されていますので、それらを組み合わせるのもアリですね。

またはトヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車では、 HDMI出力端子を備えた車載用Android端末をCarPlay接続するという作戦も有効です。この場合は、車載用Android端末に格納された音楽ストリーミングアプリや動画系アプリの表示をディスプレイオーディオの画面に映せて、音声はHDMI出力端子からダイレクトにパワーアンプ内蔵DSPに取り込めますから、便利でかつ高音質です。

お近くでしたお気軽にお越しください。さらに詳しくご説明いたします。または当店HPの『トヨタ/レクサス乗り必見!ディスプレイオーディオ(DA)攻略法』という記事でも詳細に解説しています。ぜひご覧ください」

《太田祥三》

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