初代ディフェンダーの再来、『グレナディア』2シーター版ピックアップを2025年初頭に納車へ

INEOSオートモーティブの『グレナディア・クォーターマスター』の2シーター仕様
INEOSオートモーティブの『グレナディア・クォーターマスター』の2シーター仕様全 4 枚

英国のINEOSオートモーティブは、ピックアップトラックの『グレナディア・クォーターマスター』に2シーター仕様を設定し、2025年初頭から納車を開始すると発表した。

これは、顧客からの継続的な需要に応えるもの。フランス・パリ近郊で開催された特別イベントで披露された2シーター版クォーターマスターは、フロントシート後方に850リットルの平床荷室を備えている。シート後方には床から天井まで達する頑丈な仕切りが設置され、積載物の安全な輸送を確保している。

この2シーター版は、INEOSオートモーティブのハンバッハ工場で、グレナディア・ステーションワゴンや5シーター版クォーターマスターと同じ生産ラインで製造される。標準仕様のみの提供となるが、さまざまなオプションパッケージでカスタマイズが可能だ。

全てのグレナディア・クォーターマスターピックアップは、商用車N1分類に含まれる。2シーター版ピックアップは、フランス、ベネルクス、アイルランドなどの発売初期市場において、乗用車に適用される地方税が免除される。今後、さらに多くの市場での発売が予定されている。

INEOSオートモーティブの『グレナディア・クォーターマスター』の2シーター仕様INEOSオートモーティブの『グレナディア・クォーターマスター』の2シーター仕様

2シーター版クォーターマスターの追加された内部荷室は、すでに優れた積載能力を持つ5シーター版モデルを補完するものだ。ワゴンモデルより305mm長い3227mmのホイールベースを持ち、1564mm×1619mmのピックアップ荷台を備えているため、標準的な1200mm×800mmのユーロパレットを容易に積載できる。

最大835kgの積載量と、ワゴンモデルと同じ3500kgの牽引能力を持つ。さらに、統合されたマウンティングバーや、開いた状態で最大225kgまで支えられる幅1280mmのテールゲートを備え、日常的な荷物運搬の多様性を追求している。

2シーター版クォーターマスターは、264mmの最低地上高、800mmの渡河性能、そして他の量産ピックアップを凌駕するアプローチアングル、ブレイクオーバーアングル、デパーチャーアングルを持ち、クラス最高のオフロード性能を維持している。

この新型モデルの投入により、INEOSは多様化する顧客ニーズに応え、商用車市場での競争力を高めることを目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る