「ゆく年くる年」日本製鉄のUSスチール買収、トヨタ『クラウンエステート』発売も越年へ[新聞ウォッチ]

「ゆく年くる年」日本製鉄のUSスチール買収、トヨタ『クラウンエステート』発売も越年へ
「ゆく年くる年」日本製鉄のUSスチール買収、トヨタ『クラウンエステート』発売も越年へ全 3 枚

例年12月28日を「仕事納め」としているが、今年は28日が土曜日のため、金融機関などを除くと、きょう、27日を2024年の仕事納めとする企業も少なくない。ただ、仕事の内容によっては、年内に片付けられずに年を越す案件もみられるようだ。

日本製鉄は、24年12月までに予定していた米鉄鋼大手のUSスチール買収完了が不可能となったため、2025年3月までに変更するという。日鉄側が発表したもので、きょうの各紙にも「日鉄、買収完了時期を来年3月に延期」などと報じている。延期の理由は安全保障上の審査を担う対米外国投資委員会(CFIUS)が最終決定をバイデン米大統領に委ねたほか、米司法省による競争法上の審査も継続中のため予定時期を変更したという。

予定時期の変更はこれで2回目。日鉄は当初は24年9月までの買収完了を目指していたが、競争法上の審査による質問事項への対応などを理由に24年12月に変更。それでも承認が得られず来年3月まで再延期するとしている。

そのたびたびの延期と言えば、トヨタ自動車のクラウンの新車種「エステート」の発売時期だが、きょうの読売によると「来年3月に発売する方向で調整している」と報じている。エステートは当初、2023年末に発売される予定だったが、その後、2024年3月に延期され、さらに7月、10月と先送りされ、不正が発覚した車種ではないものの、さらに12月以降に変更されていた。当初の発表時に購入を予定していたユーザーは足掛け2年以上も納車を待つ続けることになる。

トヨタ クラウンエステートトヨタ クラウンエステート

2024年12月27日付

●日航・三菱UFJ銀障害、サイバー攻撃相次ぐ (読売・1面)

●エステート発売、来年3月で調整、トヨタクラウン (読売・8面)

●解説・危険運転数値基準で明確化、法務省法改正へ (読売・12面)

●旅客機ロシアが撃墜か、欧州報道、カザフ当局「死者38人」 (朝日・3面)

●自動車日本勢、タイで逆風、中国EV値引き攻勢、輸出拠点揺らぎかねず (朝日・7面)

●大手の冬のボーナス、2年連続で90万円台 (産経・7面)

●USスチール買収再延期、日鉄、完了「3月まで」に(日経・15面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る