ダカールラリー2連覇、三菱自動車の増岡浩氏がスポーツ功労者顕彰を受賞

室伏 広治 スポーツ庁長官と増岡 浩 三菱自動車工業株式会社 理事
室伏 広治 スポーツ庁長官と増岡 浩 三菱自動車工業株式会社 理事全 5 枚

三菱自動車は30日、同社所属のラリードライバーの増岡浩氏が文部科学大臣からスポーツ功労者顕彰を受賞したと発表した。この顕彰は、日本におけるスポーツ振興に関わり、特に顕著な功績を残した選手や指導者等に授与されるもの。

増岡氏は、世界一過酷なラリーといわれるダカールラリーに三菱『パジェロ』などで参戦し、2002年、2003年に日本人初の2連覇を飾るなど、ラリードライバーとして優れた成果を挙げた。

また、モータースポーツ活動で得たノウハウを電動車の開発に活かすとともに、三菱自動車が主催する「SUV 4WD体験試乗会」や「クルマの学校」などを通じ、安全運転についての啓蒙活動を行うなど社会貢献活動にも積極的に取り組んだことも含めて評価され、この度表彰された。

2023年のアジアクロスカントリーラリーには新型トライトンで出場。左が増岡浩監督、右がドライバーのチャヤポン・ヨーター選手2023年のアジアクロスカントリーラリーには新型トライトンで出場。左が増岡浩監督、右がドライバーのチャヤポン・ヨーター選手

現在は、チーム三菱ラリーアートの総監督として「アジアクロスカントリーラリー」に参戦し、2022年は初参戦でチームを総合優勝に導いている。

受賞に当たり、増岡氏は「幼少の頃より自動車に興味を持ち、運転免許を取得した頃には、モータースポーツに憧れを抱いて、我流でひたすら練習して走り続けてきた。世界一過酷なラリーといわれるダカールラリーに21回挑戦し、2002年、2003年には、悲願の総合優勝を成し遂げることができた」とコメント。

さらに「選手から監督まで40年あまり、私を支えてくれた三菱自動車、ラリーアート、そして関係者に感謝したい。ラリー活動での経験を活かし、環境対応や交通安全など社会貢献にも邁進していく」と述べている。

2003年のパリダカールラリーで三菱を総合優勝に導いた増岡浩氏2003年のパリダカールラリーで三菱を総合優勝に導いた増岡浩氏

《森脇稔》

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