欧州委員会、自動車産業の未来に向けた行動計画策定…イノベーションと脱炭素化を加速へ

欧州委員会が自動車産業の未来に向けた行動計画策定(イメージ)
欧州委員会が自動車産業の未来に向けた行動計画策定(イメージ)全 1 枚

欧州委員会は、自動車産業の未来に向けた包括的なアクションプランを発表した。このプランは、2025年1月に開始された「自動車産業の未来に関する戦略的対話」をベースに策定されたものだ。

EUの自動車産業は、1300万人の雇用を創出し、GDPの7%を占める重要な経済セクターだ。しかし、新技術の台頭や競争の激化、地政学的状況の変化など、さまざまな課題に直面している。

アクションプランの主な目的は、自動車産業を強力で持続可能、かつ競争力のあるものにすることだ。具体的な施策として、3つの分野に焦点を当てている。

「イノベーションとデジタル化」では、欧州委員会は、次世代の自動車開発を目指し、コネクテッドカーと自動運転車のための新たな欧州アライアンスを設立する。また、大規模なテストエリアと規制の「サンドボックス」を設け、イノベーターたちが自由に自動運転技術を試験・改良できる環境を整備する。さらに、官民共同で2027年までに約10億ユーロの投資を行う計画だ。この投資は、ホライズン・ヨーロッパ・プログラムの支援を受ける。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る