いすゞ『ピアッツァ』の原点、ジウジアーロのコンセプトカー出展へ…オートモビルカウンシル2025

いすゞが1979年に発表した「アッソ・ディ・フィオーリ」
いすゞが1979年に発表した「アッソ・ディ・フィオーリ」全 4 枚

いすゞ自動車は、4月11日から13日まで幕張メッセで開催される「オートモビルカウンシル2025」に初出展すると発表した。

いすゞ ピアッツァ

同社は世界的に著名なカーデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロ氏の特別展「世界を変えたマエストロ」に参加し、1979年に発表された『アッソ・ディ・フィオーリ』を展示する。

「アッソ・ディ・フィオーリ」は、イタリア語で「クラブのエース」を意味し、1979年3月のジュネーブモーターショーで発表され、華やかな美しさと優雅さを兼ね備えたデザインで注目を集めた。フラッシュサーフェスとくさび型のウェッジシェイプフォルムによる空力特性と居住性の融合がスタイリングテーマとなっている。

先進的なスタイリング、デジタルメーターとサテライトスイッチを備えた未来的なコクピット、大人4人が乗車できる居住性や実用性も兼ね備えたスペシャルティカーとして、発表から2年後の1981年に『ピアッツァ』として発売された。

いすゞとジウジアーロ氏は1960年代後半から深い関係にあり、「ピアッツァ」以外にも1968年には『117クーペ』、1985年には2代目『ジェミニ』のデザインを手がけるなど、いすゞ乗用車の輝かしい歴史に大きな貢献をもたらした。

今回の展示は、ジウジアーロ氏からの熱烈な要望により実現したもので、いすゞが保存していた「アッソ・ディ・フィオーリ」が特別展の中で公開される。

「オートモビルカウンシル2025」特別展では、ジウジアーロ氏が手がけた歴史に残る名車や歴史を変えた傑作の中から厳選された10台が展示される。

《森脇稔》

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