「EVだったらマッスルカーじゃない」「V8じゃないの?」ダッジ最強のチャージャーデイトナに日本のファンは賛否両論?

ダッジ・チャージャー・デイトナ新型
ダッジ・チャージャー・デイトナ新型全 10 枚

ダッジがEV時代に送り出す新たなマッスルカー「チャージャー・デイトナ」。電動化されながらも、圧倒的なパワーとクラシックな魅力を兼ね備えた一台だが、「EVだったらマッスルカーじゃない」など日本のクルマファンの間でも様々な議論が巻き起こっている。

EVマッスルカーの「チャージャー・デイトナ」

チャージャー・デイトナは最大670馬力を発揮し、0-96km/h加速は驚異の3.3秒を記録。四輪駆動を標準装備し、あらゆる路面状況で安定した走りを実現する。さらに、EVならではの静粛性を覆す独自のエキゾーストシステムを搭載し、迫力あるエンジンサウンドを再現。伝統と革新が融合した次世代マッスルカーが誕生した。

デザインはクラシックなチャージャーのシルエットを受け継ぎながらも、空力を考慮したモダンなフォルムを採用。独自の「フラッツォニック・チャンバード・エキゾースト」により、EVでありながら従来のV8エンジンのようなサウンドを演出する。

ドライビングモードも充実しており、雪道や悪路に対応する「ウェット/スノーモード」のほか、EVならではの即応性を活かした「ドリフト/ドーナツモード」も搭載。従来のマッスルカーに不足していた全天候型の走行性能を実現しながら、走る楽しさも損なわない設計となっている。

2種類のパワートレインが用意され、「デイトナ R/T」は最高出力496馬力、最大トルク547Nmを発揮。「デイトナ スキャットパック」は最高出力670馬力、最大トルク850Nmを誇る。パフォーマンス面では、0-96km/h加速3.3秒、1/4マイル加速11.5秒を記録し、圧倒的なスピードを実現。

全車に四輪駆動システムを標準装備し、電子制御スタビリティコントロールや機械式リミテッドスリップデファレンシャルを採用。これにより、路面状況を問わず優れたトラクション性能を発揮する。さらに、バッテリー性能の最適化により、厳しい寒冷地でも高いパフォーマンスを維持可能。まさに、新時代のマッスルカーに相応しいスペックを備えている。

X(旧Twitter)では、「チャージャーって4枚ドアってイメージだったけど2枚ドアもあるんやな」「チャレンジャーかと思った」「ターミネーターっぽい」「無機質ないかつさがありますね」「カッコいい」とデザインは好評なようだ。

また、「EVだったらマッスルカーじゃねえよ」「そこはV8じゃねーのか?」「パワフルなHEMIないのか」など、各々のアメリカンマッスルカー像に対する乖離を指摘するコメントも見られた。

伝統を受け継ぎながら進化を遂げたこの一台が、次世代のアメリカンパフォーマンスカーの新たな基準となるか、今後の展開に期待が高まる。

《宗像達哉》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『GLC』新型、航続713kmのEVとして登場…IAAモビリティ2025
  2. 「スズキがちょっと大きいSUV出してきた!」新型SUVの『ビクトリス』、日本のSNSでも「ちょうどいいサイズ」と話題に
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. フィアット『グランデパンダ』、ガソリンエンジン+6速MTを欧州設定…電動車以外の選択肢に
  5. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る