スポーツカー向け初のオールシーズンタイヤ、ミシュラン「クロスクライメート3 Sport」登場

ミシュランの新開発オールシーズンタイヤ「CrossClimate 3」
ミシュランの新開発オールシーズンタイヤ「CrossClimate 3」全 1 枚

ミシュランは、オールシーズンタイヤ市場に新たな革命をもたらす2つの新製品「クロスクライメート3」と「クロスクライメート3 Sport」を欧州で発表した。スポーツカー向けに特別開発された「クロスクライメート3 Sport」は、夏用タイヤでありながら冬季条件にも対応する業界初の製品となる。

ミシュランは10年前の2015年5月、夏用タイヤの性能と冬季の走行性能を初めて両立させた「クロスクライメート」を発売し、タイヤ開発に新時代を切り開いた。当初はリスクの高い挑戦と見られていたこの技術革新は、年間を通じて天候に左右されない安全性と走行性能を求めるドライバーのニーズに応える具体的な解決策となった。

2021年に発売された「クロスクライメート2」はこのハイブリッド技術の限界をさらに押し広げ、幅広い乗用車に対応しながら夏と冬の両方で高い性能を維持した。そして今回、コンパクトカーからセダン、スポーツカーまで、あらゆるカテゴリーに合わせた高性能オプションを提供する新製品が登場した。

特に「クロスクライメート3 Sport」は、スポーツカー向けセグメントにおいて冬季条件にも対応する夏用タイヤという、これまでにない選択肢を提供する。両モデルとも、ウェットグリップ、安全性、耐久性などの性能基準の限界を押し広げている。

わずか10年でオールシーズンタイヤは欧州全域で何百万人ものドライバーに受け入れられる必須のソリューションとなった。ミシュランは2025年に向けて、このセグメントでのパイオニアとしての役割を維持し、引き続き業界をリードする意向を示している。

《森脇稔》

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