三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ

三菱 DSTコンセプト
三菱 DSTコンセプト全 6 枚

三菱自動車は、次世代SUVを提案する『DSTコンセプト』をベトナムで初公開した。DSTコンセプトは、真の7人乗りC-SUVとして開発。モノコックシャシー、プレミアムな外観デザイン、広々とした3列シート、優れた走行性能、先進的な安全・利便機能を主要な価値提案としている。

同車は東南アジア、特にベトナム市場での徹底的な市場調査と顧客ニーズの理解、様々な地形・交通状況・気候での運用テストを基に開発された。現行の『エクスフォース』の堅牢で印象的なSUVデザインと柔軟なハンドリング、『エクスパンダー』の広々とした最適化されたユーザー体験という、三菱自動車の既存モデルの強みを活かしているという。

三菱 DSTコンセプト三菱 DSTコンセプト

デザインコンセプトは「威厳」と「ダイナミズム」の2つの哲学に基づいている。威厳は堂々とした存在感と信頼できる堅牢性を、ダイナミズムはエネルギーに満ちた動的なデザインスタイルを表現している。

三菱自動車のアイコンの最新ダイナミックシールドデザイン言語を採用し、フロントグリルはハニカム形状の3次元デザインでスキッドプレートと一体化している。特徴的なT字型LEDデイタイムランニングライトとリアテールライトが幅広いスタンスを強調し、堅牢な特性を際立たせている。

インテリアでは、プレミアムなソフトタッチ素材を多用し、人間工学に基づいた快適な配置を実現している。大型デジタルスクリーンにオドメーターとインフォテインメント情報を明確に表示し、パノラマサンルーフが室内の開放感を高めている。3列目シートにも特に重点を置き、長距離移動でも快適な真の7人乗り空間を実現している。

三菱 DSTコンセプト三菱 DSTコンセプト

パワートレインでは、ベトナムの多様な気候と道路条件に合わせた5つのドライブモードを搭載している。新たに追加されたターマックモードは高速道路や舗装路での走行に最適化され、爽快な加速と安定したコーナリングを提供する。従来のウェット、ノーマル、グラベル、マッドモードも継続採用している。

市販版は2025年内の発売を予定しており、C-SUVセグメントで競争力のある価格設定となる見込みだ。この7人乗りC-SUVの投入により、三菱自動車はベトナム顧客との「あらゆる旅路での前進」というコミットメントを再確認していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  2. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
  3. 125ccスクーターでもここまで違う!? スズキ『バーグマン』とヤマハ『NMAX』を徹底比較
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. ホンダ『N-ONE e:』発表…みんなが使える軽乗用EVとは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る