BMWの次世代EV「ノイエクラッセ」第一弾、『iX3』の開発が最終段階に…航続は800kmへ

BMW『iX3』新型のプロトタイプ
BMW『iX3』新型のプロトタイプ全 5 枚

BMWは次世代EV「ノイエクラッセ」の最初のモデル、電動SUVの『iX3』新型の開発が最終段階に入ったと発表した。現在フランス南部のミラマスでプロトタイプの広範囲テストが実施されている。

「ノイエクラッセ」第一弾となるBMW『iX3』

新型iX3は年末からハンガリー・デブレツェンの新工場で生産が開始される。最大の特徴は第6世代電動パワートレイン(Gen6)の採用で、従来比20%高いエネルギー密度を持つ円筒形バッテリーセルを搭載している。

充電性能では画期的な進歩を遂げており、最大400kWの急速充電により10分間でWLTP基準350km以上の航続距離を追加できる。新型iX3の「50 xDrive」グレードでは最大800kmの航続距離を実現している。

革新的な機能として、AIが学習した充電ポイントに近づくと自動で充電フラップが開く「インテリジェント充電フラップ」を搭載。さらに双方向充電機能により、車両を最大3.7kWの移動式電源として活用できるほか、家庭用蓄電池や電力網への電力供給も可能だ。

新設計のBMW Wallbox(DC)は19.2kWの充電・放電に対応し、車両から負荷への電力供給用アダプターも含まれている。これらの技術により、BMWは電動化社会の実現に向けた包括的なソリューションを提供する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  3. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る