スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップ

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BLITZ × SUZUKI スイフトスポーツ ファイナルエディション
BLITZ × SUZUKI スイフトスポーツ ファイナルエディション全 10 枚

スズキスイフトスポーツ』は、スズキの普通車コンパクトホットハッチとして長年支持されてきたモデルの1つ。初代であるHT81Sは軽自動車Keiをベースに普通車化したスイフトがベースで、そこに1,500cc/NA/5MTを組合せた。

2代目のZC31Sと3代目のZC32Sは普通車として設計されたボディに、1600cc NAエンジンを組合せ、ZC31S:5MT/ZC32S:6MTをセット。初代でじわじわと人気を博したが、2代目&3代目でその真摯なクルマの作りが評価され、アシとして、サーキットを楽しむマシンとして支持された。その爆発的ヒットはご存知の通りで、160万円ほどという驚異的な低価格も人気の要因となった。

BLITZ × SUZUKI スイフトスポーツ ファイナルエディションBLITZ × SUZUKI スイフトスポーツ ファイナルエディション

そして、4代目のZC33Sは1,400ccターボエンジンで登場。最大23.4kgmの圧倒的なトルクと、先代から70kgもの軽量化を実現し運動性能を大幅に向上。それまでは絶対的に速いわけではないけれど、そのシャープな走りが素晴らしいと評価されていたが、トルクと軽さを武器にランエボやWRXなどのハイパワー4WD勢にも負けない速さを手に入れた。

BLITZが完璧に仕上げた“ZC33S Final Edition”の魅力とは

BIG CALIPER KITⅡ(試作品)BIG CALIPER KITⅡ(試作品)

そんなZC33Sもついに今年で生産終了となり、そのファイナルエディションが発売された。性能的に変更点はなく、専用カラーや加飾が用意されたが、そのファイナルエディションを久しぶりにデモカーに導入したのがブリッツである。

ブリッツではZC33S登場直後にデモカーを導入。マフラーやサスペンションなど様々なパーツの開発を行った。また2018年には、完成した車検対応&市販パーツチューンでの筑波サーキットタイムアタック企画を実施。1分3秒5という好タイムを記録している。その後、マイナーチェンジを受けるたびに適合確認などのために車両は導入していたが、デモカーとしてというよりも開発車両として機能していた。そこで久しぶりとなるデモカー導入となった。

DAMPER ZZ-R SpecDSC PLUS(MC試作品)DAMPER ZZ-R SpecDSC PLUS(MC試作品)

「ファイナルエディションということでブリッツとしても改めてデモカーを作り、さらにパーツもブラッシュアップを加えて行こうと現在テストをしています。今回はリニューアルを検討中のZZ-Rサスペンションを装着しています」と教えてくれたのは広報の塩谷さん。

今回デモカーに装着されたのはサスペンションである「DAMPER ZZ-R SpecDSC PLUS」(MC試作品)と「BIG CALIPER KITⅡ」(試作品)、インテークの「CARBON POWER AIR CLEANERとSUCTION KIT」、「BLITZ TUNING ECU」、そしてマフラーの「NUR-SPEC CUSTOM EDITION Forged CARBON」だ。組合せられるタイヤはダンロップ製DIREZZA ZⅢ(215/40R17)とENKEI Racing GTC02(17inch 8.0J inset 40)ホイールを前後に履く。

DUNLOP DIREZZA ZⅢ(215/40R17)/  ENKEI Racing GTC02(17inch 8.0J inset 40)DUNLOP DIREZZA ZⅢ(215/40R17)/ ENKEI Racing GTC02(17inch 8.0J inset 40)

マイナーチェンジに向けてテスト中というサスペンションは、これまでフロント:5kg/mm、リア:3kg/mmのバネレートをフロントのみ4.5kg/mm(-0.5)に変更。さらにフロントサスのストローク量を長めにしている。これによって狙うのは街乗りでのさらなる上質な乗り心地だという。

いざ実走で体感、しなやかさと切れ味を感じられる乗り味はさすがの仕上がり

BLITZ × SUZUKI スイフトスポーツ ファイナルエディションBLITZ × SUZUKI スイフトスポーツ ファイナルエディション

実際に乗ってみる。走り出しからしなやかな乗り心地はブリッツらしいもの。リーズナブルな価格帯のサスペンションでありながら、ストリートを主体に狙って味付けているだけあって軽々と状況に合わせて路面をいなしていく。室内から減衰力調整ができるDSC PLUSが有効で、前後ともに32段階中の16段にすると至ってバランスよく乗れる。そこからフロント20/リア22段戻しまで緩めると乗り心地がさらに緩やかになる。ダラッと普段乗りするにはすごく快適な乗り味。

しかし、ワインディングでややペースを上げていくとロールが大きく感じたり、その収まりに時間が掛かる場面がある。そこでフロント10/リア12段まで締めてみると一気に印象は変わり、スポーツサス的な味付けとなる。やや乗り心地的にはハードだが、ワインディングをキビキビ走るなら使いやすい。そういった減衰力調整による変化量がしっかりとあるのがZZ-Rの特徴だ。

そして、車速感応自動調整も可能で80km/h以下では緩めの減衰力で乗り、それを超えると引き締めるようなセットもできる。そういった調整をステージに合わせて自動調整してくれる機能があるのもありがたい。

アクセルを踏み込むと力強い加速が感じられる。TUNING ECUはブリッツにてECUを書き換えるタイプのECUチューニングで、MT車では約23ps/3.3kgmの向上が可能。ブースト圧は純正の1.0kg/cm2▷1.2kg/cm2まで高められている。

NUR-SPEC CUSTOM EDITION Forged CARBONNUR-SPEC CUSTOM EDITION Forged CARBON

マフラーはニュルスペックでテールがフォージドカーボン仕様のもの。音質はジェントルで音量は控えめ。スポーツマフラーとしてはかなり静かな部類。だが、しっかりと排気抵抗が減ってアクセルレスポンスが高められていることは実感できる。

CARBON POWER AIR CLEANERとSUCTION KIT/BLITZ TUNING ECUCARBON POWER AIR CLEANERとSUCTION KIT/BLITZ TUNING ECU

そして、印象的なのが「CARBON POWER AIR CLEANER」の効果。インテークから加速時にレーシーな吸気音が聞こえてくる。エンジンが唸るような感じが倍増されていて、マフラーと相まって気持ち良い加速感とサウンドを実現。マフラーの音量だけだと物足りなさを感じることもあるかもしれないが、インテークの吸気音と合わせればバッチリとスポーティ感が増している。さらにアクセルを戻した時には心地よいバックタービン音が響いてくれる。これも普段乗りから気持ちよさを高めている。

絶対的な性能を高めることはもちろんだが、ストリートでの気持ちよさにターゲットを絞ったチューニングはブリッツの得意なところ。ブレーキキャリパーもペダルタッチがよくなり、それでいてパッドが噛みつくことなく自然に扱える。各種パーツが上手に調教され、日々の移動や通勤も楽しく演出してくれるのがブリッツのスイフトチューニングなのだ。

スイスポの完全進化形はこれだ!
BLITZ『スイフトスポーツ』カスタムパーツ一覧はこちら

《加茂新》

加茂新

加茂新|チューニングカーライター チューニング雑誌を編集長含め丸15年製作して独立。その間、乗り継いたチューニングカーは、AE86(現在所有)/180SX/S15/SCP10/86前期/86後期/GR86(現在所有)/ZC33S(現在所有)。自分のカラダやフィーリング、使う用途に合わせてチューニングすることで、もっと乗りやすく楽しくなるカーライフの世界を紹介。

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