14日の日経平均株価は前週末比110円06銭安の3万9459円62銭と3日続落。米政権の関税政策強化に対する警戒感から、主力株に売りが先行。為替円安が輸出関連株への買いを誘ったが、参院選控えで政局に対する不透明感がぬぐえず、相場の重しとなった。
先週末のニューヨークダウは279ドル安の4万4371ドルと3日ぶりに反落。米政権がカナダに8月1日から35%の関税を課すと表明したことから、米国の関税政策が世界景気を押し下げるとの警戒感が台頭。主力株に利益確定の売りが出た。
ハイテク株主体の米ナスダック市場は4日ぶりに反落。電気自動車(EV)のテスラは1.17%高。
外国為替市場で円相場は一時1ドル=147円台前半へ軟化。自動車株は全面高となった。