KTMの2車種、最大23万円の値下げに「破格すぎる」の声、『RC 390』は62万円に

KTM 890 DUKE GP 2023年モデルとRC 390 2022年モデル
KTM 890 DUKE GP 2023年モデルとRC 390 2022年モデル全 5 枚

KTMジャパンは7月12日より、2022年及び2023年モデルのKTM『RC 390』シリーズ、2023年モデルの『890 DUKE GP』の価格改定を発表。最大で23万円もの値下げとなる。SNSでは「値下げと聞いて欲しいという気持ち」「サーキット用にどうかな?」など話題になっている。

「RC 390」は軽量な車体に、コーナリングABS、クイックシフター(オプション)など本格的な装備を搭載する、単気筒スーパースポーツだ。2022年モデルでフルモデルチェンジを受け、車両重量がガソリン抜きで155kgと、同クラスの125ccバイク並みに軽量化された。

KTM RC 390 GP 2023年モデルKTM RC 390 GP 2023年モデル

2022年モデルではフレームやブレーキシステムも刷新され、ホイールは従来モデルから3.4kgの軽量化が施され、特にバネ下重量の軽減により走行性能が大幅に向上している。2024年のMFJカップJP250選手権第5戦や2025年6月の筑波サーキットで開催された同選手権第2戦において総合優勝を果たすなど、レーシングシーンでも高い評価を受けている。

今回の価格改定により、2022年モデルの「RC 390」が83万円から62万円に、2023年モデルの「RC 390」が85万円から64万円に、2023年モデルの「RC 390 GP」が85万9000円から64万9000円となった。

『890 DUKE GP』は、最高出力116psを発揮する軽量コンパクトなLC8Cパラレルツインエンジンを搭載する、ミドルクラスのネイキッドモデルだ。コーナリングABS、コーナリングMTC、3種類のライドモード、フルカラーTFTディスプレイを装備する。グランプリマシン由来の鮮やかなカラーリング、パッセンジャーシートカバーなどのエクステリアが特徴的だ。

「890 DUKE GP」の価格は148万円から125万円へと改定された。

KTM 890 DUKE GP 2023年モデルKTM 890 DUKE GP 2023年モデル

最大で23万円もの値下げとなることを受けてX(旧Twitter)では、「値下げと聞いて欲しいという気持ち」「もう少し早く言ってくれたなぁ」「『RC390良いかもしれない期』が来始めている」「こんな安売りして大丈夫なのか」といったコメントが上がっている。

RC 390については「手頃な価格」のスーパースポーツとしてサーキット用にどうか、という検討や『Ninja400(77万円)』などのスーパースポーツを挙げて「破格すぎる」といった意見も上がっている。

今回価格改定は従来モデルに限定されることから「免許取るまで在庫残っててお願い!」というコメントも見られた。

《大矢根洋》

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