【アウディ A3 新型試乗】アウディらしい闊達なスポーティさが持ち味…島崎七生人

アウディA3 Sportback 30 TFSI S Line
アウディA3 Sportback 30 TFSI S Line全 16 枚

アウディ『A3』は現在の世代で通算4代目。振り返りになるが初代は1997年から日本市場への導入が始まった。

【詳細画像】アウディ A3スポーツバック 30 TFSI S Line

記憶が正しければ、LV(ルイ・ヴィトン)のエピライン風のシボがインパネ表皮に使われていたりと、内装の仕上げにしても、Cセグメントながらアウディらしいこだわりを感じさせた。

今回の試乗車はマイナーチェンジを受けた最新モデルの「A3スポーツバック 30 TFSI S Line」。それまでの“30”は1リットルの3気筒ガソリンターボを搭載するマイルドハイブリッドだったが、新たに1.5リットルの4気筒TFSI(85kW/220Nm)を搭載、これにBSA(ベルト駆動式オルタネータースターター)と48Vリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドとしたのが特徴。トランスミッションには7速Sトロニックを採用する。

◆“見る人が見れば見分けがつく”アップデート

アウディA3 Sportback 30 TFSI S LineアウディA3 Sportback 30 TFSI S Line

エクステリアは見る人が見れば見分けがつく……といった感じだが、フロントフェイスでいえばグリルが微妙に天地に薄くなり、最大で4パターンのデザインが選べるデジタルデイタイムランニングライトが標準装備となるなどしている。もちろんさりげなく前後にブリスターフェンダーを折り込んだスポーティな全体のスタイルは変わらない。

インテリアは、メーター(10.25インチ高解像度液晶ディスプレイ)が従来より一回り大型化したほか、Sトロニックのセレクター形状や、センターコンソールのカップホルダーも形が変わった。

アウディA3 Sportback 30 TFSI S LineアウディA3 Sportback 30 TFSI S Line

……とそこまでは何とか自信を持って指摘できるが、ニュースリリースにあるようなエアベント、室内のドアハンドル、インテリアライトのアップデートに関しては、実車か、ネットまたは自動車雑誌の記事に写真があって見較べられればわかる……そういうレベルの差異だ。なお試乗車はS Lineにつき、スポーツシートや“S”のオーナメント入りフラットボトムのステアリングホイールなどが備わっていた。

また我が家の使用パターンでいうと、柴犬のシュンと暑がりで寒がりの家内が後席に座ることになるのだが、エアコンが“コンビニエンス & アシスタンスパッケージプラス”に含まれる3ゾーンオートマチックエアコンになるのはありがたいと思えた。

◆アウディらしい闊達なスポーティさが持ち味

アウディA3 Sportback 30 TFSI S LineアウディA3 Sportback 30 TFSI S Line

走りは総じて俊敏にしてスポーティな印象。装着タイヤが「S3」と同一サイズの225/40 R18 92Yということもあり(銘柄はNEXEN)、粗い路面で立つノイズがやや気になるが、その点を除けば、いわゆるシュアーなハンドリングで、気持ちのよい身のこなしが味わえる。

動力性能も十分に闊達にクルマを走らせてくれるもので、アクセルを踏み込んだ差異のレスポンス、加速感も“胸のすく”と表現していいレベル。アウディはこういうスポーティさが持ち味だとアピールしてくる、そんな爽快なキャラクターのクルマになっている。

アウディA3 Sportback 30 TFSI S LineアウディA3 Sportback 30 TFSI S Line

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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