自動車10社が出資のダイナミックマップ、「ITS世界会議2025」に自動運転向けデジタルインフラ出展へ

「3Dmapspocket」画面イメージ
「3Dmapspocket」画面イメージ全 2 枚

ダイナミックマッププラットフォームとDynamic Map Platform North America, Inc.が、8月24日から28日までの5日間、米国ジョージア州アトランタで開催される「第31回ITS世界会議2025アトランタ」に初出展する。

【画像全2枚】

ITS世界会議は、ITS(高度道路交通システム)の普及による交通問題の解決およびビジネスチャンスの創出を図る目的で、世界3地域を代表するITS団体(欧州:ERTICO、アメリカ:ITS America、アジア太平洋:ITS Japan)が連携して毎年共同で開催する唯一の世界会議だ。

同社は今回の出展で、高精度3次元データ(高精度3次元点群データ・高精度3次元地図データ)を中心とした4つの製品・サービスを展示する。

高精度3次元点群データは、「モービルマッピングシステム」により全国の高速道路・自動車専用道路と主要幹線道路を計測し、その膨大な計測データをひとつに繋ぎ合わせた点群データだ。点の1つ1つが緯度・経度・高さの3次元座標情報を持っている。

高精度3次元地図データは、この高精度3次元点群データから車の自動運転に必要な実在地物(停止線や道路標識など現実世界に存在する目視可能な要素)と仮想地物(車線中心線など現実世界に存在しない仮想の要素)の情報を抽出し、生成したもの。車の自動運転や先進運転支援システム(ADAS)をはじめ、シミュレータ環境構築、インフラ管理等、幅広い産業での利用が可能だ。

また、安心・安全な自動運転の実現に寄与するデジタルインフラ「ダイナミックマップ」も展示する。ダイナミックマップは、情報のリアルタイム性ごとに4階層に分類された情報を持つ地図データベースの概念で、同社は高精度3次元地図データを静的情報の基盤として提供するとともに、準動的から動的なダイナミックマップ情報を収集・配信する自動運転向けデータ連携システムの構築に取り組んでいる。

さらに、高精度3次元点群データが閲覧可能なサブスクリプションサービス「3Dmapspocket」と、高精度3次元データを応用した除雪支援システム「SRSS」も紹介する。

3Dmapspocketは、高精度3次元点群データを使い、道路や周辺構造物などの閲覧・計測が可能なサブスクリプションサービスで、センチメートル単位で空間情報を把握でき、現地に行かずともWeb上で計測作業が実施できる。

SRSSは、同社の高精度3次元地図データと高精度な位置情報を組み合わせ、除雪作業のガイダンスを行うもので、道路の形状や道路構造物の位置などの情報をはじめ、投雪禁止場所や要注意箇所などのノウハウを専用の地図に落とし込み、タブレット端末上で道路状況を可視化する。

同社は日本政府によるバックアップのもと、国内自動車メーカー10社等の出資により設立された。日本をヘッドクオーターに、北米・欧州・中東・韓国に拠点を持ち、26か国で事業を展開している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ルノー『メガーヌ』EVに改良新型、航続500km・急速充電24分に進化…フロントも刷新
  2. スズキ『アルトワークス』復活なるか!? 軽スポーツ復権への期待
  3. 日産リーフ NISMO 発売、専用チューニングで走行性能向上…660万1100円から
  4. 「LAND CRUISER OFFICIAL ITEMS」、新作を7月24日発売…『ランドクルーザーFJ』Tシャツも
  5. BMWの新点火技術「Mイグナイト」、今夏から全てのM直列6気筒エンジンに搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  3. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
  4. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 全固体(半固体)電池の現在地と将来展望~問われる全固体電池ならではの優位性とその価値の再定義~
  5. 中国サプライヤーが日本市場へ本格攻勢、“長期戦略”と“チャイナスピード”両立する「DESAY SV」次の一手とは
ランキングをもっと見る