コスモスポーツやデボネアなど…昭和平成名車展示会inアリオ上田

昭和平成名車展示会inアリオ上田
昭和平成名車展示会inアリオ上田全 43 枚

長野県上田市の大型複合商業施設アリオ上田で9月13~15日、国内外の旧車や名車など延べ180台がエントリーした「昭和平成名車展示会」が開催され、3日間を通じて大盛況となった。

【画像全43枚】

2021年に始まった旧車を中心としたイベントで、初回から日本旧軽車会(吉崎勝会長)が協力。徐々に口コミなどで広がり、春と秋に開催する人気の催しとなっている。

参加資格は平成12年(2000年)までに生産された車両。9月中旬の3連休に、13日は国産車、14日は外国車、15日は軽自動車などと、それぞれに中心となる車両約60台ずつが1Fエントランス広場に展示された。

真っ赤なボディが秋空に映えていたのは、初代のマツダ『コスモスポーツ』(1970年)。ホイールベースやトレッドが拡大されるなど大幅な改良がなされた後期型だ。「免許を取って初めてのクルマが『カペラ』ロータリークーペ。その後いろいろなクルマに乗りましたが、最後のロータリー車『RX-8』が生産中止になるのを機にもう一度ロータリーに乗りたくなってコスモに戻りました」とオーナー。錆がひどく、元の白から初代『ロードスター』の”クラシックレッド”に塗り替えた。「富士スピードウェイで180キロを出したことがありますが、ピークがない感じでエンジンが良く回る。スタイルも良く、今もロータリーフィーリングを楽しんでいます」。

当時のカタログカラーだった”ベルベットブラック”がそのまま保たれ風格を漂わせていたのは、三菱『デボネア エグゼクティブ』(1973年)。まだフロントドアの三角窓やL字型テールランプが残る前期型で、6気筒2Lの5ナンバー車だ。オーナーによれば静岡県島田市の元公用車で、市長なども乗った個体だとか。シートを張り替えた以外はほとんどノーマルで、ホワイトリボンタイヤなども当時のまま。エンジンのオーバーホールもしていないという。「今47万キロ走行していますが超元気! 高速道路も(埼玉から)快適に走って来ました」と満足そうだった。      

初代の日産『シルビア』も美しい姿を見せていた。所有歴は半世紀を超えたとオーナー。「これまで北海道から九州までイベントに出てきました。クルマは走ってなんぼ。1年でも長くクラッチ踏むために健康でいたいです」。まだ気温の高かったこの日は、ポーダブル電源とスポットクーラーを車内に据えて万全の体制に見えたが、「思うように冷えず、もっと容量の大きいのが欲しい」と、酷暑には苦慮している様子だった

珍しかったのはダイハツ『フェローバギィ』。商用軽自動車の『ハイゼット』トラックをベースに、ドアの無いバスタブ形のFRP製ボディを載せたレジャー用バギー。100台限定で販売されたといわれる希少車だ。富士重工(現・SUBARU)『三輪ラビットT-75A』(1957年)もなかなかお目にかかれない車両。2輪スクーターの後部を荷台としたオート3輪仕様モデルで、赤く塗った郵政型もあったという。ギアシフトが何と座席の後ろにあってやり辛そうだが「全然。普段使いしてます」とオーナーは笑い飛ばした。

無事に3日間を終えて吉崎会長は「2日目は大雨に遭いどうなるかと思いましたが、一般来場者用の駐車場1800台は満車が続いて、イベントそのものも大成功でした。コロナ渦の中で始まり、今年で4年目。子供さんが展示車に乗せてもらい、お母さんがその写真を撮るなど、すっかり馴染みました。今回も凄く満足した3日間でした」と、ほっとした様子だった。

次回の2026年春期は、5月4日、5日に開催予定。

《嶽宮 三郎》

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