AI活用の相乗りタクシー運行開始、関空直結サービスも…和歌山市ユタカ交通

ユタカ交通の「和歌山城下町観光あいのりタクシー」
ユタカ交通の「和歌山城下町観光あいのりタクシー」全 2 枚

ユタカ交通は10月20日、和歌山市内の観光回遊性向上と地域交通の利便性向上を目的に、「和歌山城下町観光あいのりタクシー」の運行を開始したと発表した。

【画像全2枚】

さらに10月24日からは、和歌山市内と関西国際空港を直結する「関空送迎相乗りサービス」も始動する。

同社はSWAT Mobility JapanのAIオンデマンド交通システムを導入し、アプリ上で配車・予約・決済が完結する仕組みを構築。同方向の利用者を自動でマッチングすることで、効率的かつ手軽な移動を実現する。

和歌山城下町観光あいのりタクシーは、市内約50か所の乗降ポイントを自由に行き来でき、観光スポット巡りや食べ歩き、日常の外出に利用できる。運行期間は10月3日から11月30日まで、金・土・日・祝日の9時から17時。運賃は1回券500円、1日乗り放題券1500円。車両は日産『セレナ』(6名乗り)と『ハイエース』(8名乗り)を使用し、翻訳機「ポケトーク」も搭載する。

関空送迎相乗りサービスは、和歌山市内の指定場所と関西国際空港を直通で結ぶ事前予約制の相乗り送迎サービス。料金は1名6000円で、手荷物は別途1000円。指定到着時間に合わせてスムーズにアクセスできる。

同社は、観光客の市内回遊性向上と地域住民の日常的な移動ニーズに応えることを目指している。また、観光客の来訪による飲食や宿泊の需要喚起を通じて、地域経済の循環促進にも寄与していく。

《森脇稔》

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