豊田合成と関西ペイント、「インモールドコート技術」開発…大型外装部品の量産適用を国内初実現

インモールドコートを用いたラゲージパネル(試作品)
インモールドコートを用いたラゲージパネル(試作品)全 1 枚

豊田合成と関西ペイントは、大型の自動車用プラスチック部品の成形と塗装を金型内で行う「インモールドコート技術」を共同開発したと発表した。

インモールドコートは一般的に小型製品向けに活用されてきたが、難易度の高い大型外装部品の量産への適用を可能にしたのは国内初となる(2025年9月末時点、両社調べ)。

開発のポイントは、豊田合成独自の「大型製品向けの金型技術」と両社協業による「塗料の材料設計技術」を活用したことだ。国内で初めて大型外装部品の量産へ適用可能にし、塗装面の高い平滑性によりガラス面と一体感のあるシームレスな外観を実現した。これにより高級感の演出や新たな造形デザインが可能となる。

その他のメリットとして、ウレタン塗料の採用により耐久性を向上させ、洗車時などの擦り傷が目立たなくなる。また塗装ブースや乾燥炉が不要となることで、生産時のCO2を約6割削減できる。

今後の展望として、2026年春頃に本技術を用いた大型外装部品を市場投入予定だ。豊田合成の国内外の生産拠点に展開予定で、競争力のある新たな加飾技術の柱とする。

今後も両社協業により本技術を幅広い製品に活用し、魅力的な外観の車づくりに貢献するとともに、さらなるCO2削減の実現を目指していく。

《森脇稔》

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