SWCC、車載ヒーター線と半導体検査用プローブ事業をTOTOKUに移管・統合へ

SWCCが車載ヒーター線と半導体検査用プローブ事業をTOTOKUに移管・統合
SWCCが車載ヒーター線と半導体検査用プローブ事業をTOTOKUに移管・統合全 1 枚

SWCCは11月12日、車載ヒーター線および半導体検査用コンタクトプローブ事業における製造・販売体制の最適化による経営効率向上を目的として、当該事業の製造および販売をグループ会社のTOTOKUへ移管・集約し、TOTOKUブランドに統合すると発表した。

SWCCグループは、銅事業のさらなる成長と収益性向上を目指し、川下領域への製品展開を行っている。この一環として、今年4月に「細く、軽く、小さく」を特長とした高収益性の製品群を持つTOTOKUをSWCCにグループインした。TOTOKUは、モビリティや半導体などの成長市場をターゲットに、車載インテリアヒーター線や半導体検査用コンタクトプローブの製造・販売を成長事業のひとつと位置付けている。

SWCCも同じ事業を有しているため、このたびSWCC仙台地区にある製造拠点をTOTOKUへ移管・集約し、TOTOKUブランドに統合することとした。これにより最適な製造および販売体制を構築し、経営効率の向上を図る。

今後、SWCCは「素材、銅合金」をTOTOKUに供給するとともに、開発力を生かし、高強度・高硬度化、高伝導率化を目指した素材開発に特化する。これにより、素材開発から製品加工・販売までのグループ一貫体制を確立し、製造技術と顧客基盤の強みを最大限に活用することで、多様なニーズに柔軟に応える体制を整え、競争優位性のある事業展開を推し進める。

この統合によって、TOTOKUの既存施設内のユーティリティや技術者の活用を通じて、約2億円の拠点統合効果を見込んでいる。

今後、モビリティ市場では世界的な自動車販売台数の増加が見込まれており、車内の居住性向上のためにヒーター搭載率が高まっている。一方、半導体市場ではAI技術の進化に伴い、検査用製品の需要が拡大している。SWCCグループはこの技術的ニーズや需要増に応え、強みを生かし、効率の良い事業運営を行っている。

SWCCの仙台事業所および山元工場で製造しているヒーター線・コンタクトプローブ製品は、TOTOKUの上田事業所および丸子事業所へと移管・集約し、順次TOTOKUブランドとして販売を予定している。

《森脇稔》

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