米Harbinger、フェデックスら主導で1億6000万ドル調達…中型電気商用車開発を加速

フェデックスが米Harbingerに発注したEVトラック
フェデックスが米Harbingerに発注したEVトラック全 1 枚

米国の中型電気・ハイブリッド商用車メーカーのハービンジャー(Harbinger)は、シリーズCラウンドにて1億6000万ドルの資金調達を完了したと発表した。

今回のラウンドは、世界最大の宅配便会社フェデックス、電動化分野の投資会社カプリコーンのテクノロジー・インパクト・ファンド、世界最大のレクリエーショナル・ビークル(RV)メーカーのTHORインダストリーズが共同で主導した。THORインダストリーズはエアストリームやジェイコなどのブランドで知られる。

その他の参加投資家には、フェデックスが支援するリッジライン、フォルクスワーゲンが支援するライトモティーフ、タイガー・グローバルなどが含まれる。これにより、ハービンジャーの累計調達額は3億5800万ドルに達した。

出資と同時に、フェデックスはハービンジャーの電気商用車53台の初回発注を行った。これらの車両はクラス5とクラス6の混合で、年内に納車される予定だ。フェデックスのネットワーク変革に伴い、より大容量の集配車両が必要となっていることを反映している。

ハービンジャーの独自電気プラットフォームは、電気商用車用シャシーとして、主要な車両システムをすべて米国内で自社設計・製造している。この垂直統合アプローチにより、コストを抑制しながら、既存のディーゼルやガソリンプラットフォームを基にした電気自動車よりも高性能で耐久性の高いソリューションを提供している。

ハービンジャーの車両はドライバー重視の設計で、改良されたサスペンションとハンドリング機能によりドライバーの快適性を向上させ、疲労を軽減する。大規模フリートにとって重要な考慮事項だ。また、中型商用車セグメントでは業界標準ではない現代的な安全技術と先進運転支援システム(ADAS)を搭載している。

ハービンジャーの車両は電気専用として一から設計され、ラストマイル配送を含む中型商用車セグメントの厳しいニーズに対応している。主な特徴として、現在の内燃機関車両と競争力のある取得コスト、140マイルから200マイル以上まで設定可能なモジュラー式バッテリー構成、最大1万3400lb-ftのトルクと業界最高の42フィート回転直径を実現する乗用車のような運転体験などがある。

《森脇稔》

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