フィアット『ドルチェ・キャンパー』発表、ゆりかごのようなテントがポップアップ…サンパウロモーターショー2025

フィアット・ドルチェ・キャンパー
フィアット・ドルチェ・キャンパー全 7 枚

フィアットは、サンパウロモーターショー2025において、コンセプトカー『ドルチェ・キャンパー』を発表した。

【画像】フィアット・ドルチェ・キャンパー

同社は2006年の『FCCアドベンチャー』以来、サンパウロモーターショーでコンセプトカーを披露することを恒例としており、2018年には後にSUVクーペとして市販化された『ファストバック・コンセプト』を初公開している。

今回のドルチェ・キャンパーは、フィアットの新しいデザイン時代を象徴するモデルだ。クリーンで幾何学的なラインを持ちながら、破壊的かつアイコニックなデザインを実現している。

ルーフラックが前方にスライドし、ゆりかごのようなテントがポップアップ。テントの内部や車内は、イタリア語の広義で快適な、心地良い、という意味を持つ「ドルチェ」にふさわしい空間が追求されている。

デザインの特徴は、フロントガラスから始まりリアまで続く大胆なルーフラックと、ピクセルデザインと呼ばれるデジタル言語を取り入れた新しいデザインシグネチャーだ。同時に、イタリア・トリノのリンゴット工場からインスピレーションを得ており、屋上テストコースの楕円形状がパネルやシートなど随所に反映されている。

カラーとテクスチャーはブラジルのバイオームから着想を得た。車体の主要カラーはセラード(ブラジルのサバンナ地帯)をイメージし、アロエイラ、ブリチ、コーヒーなどの要素がカラーパレットに採用されている。

ドルチェ・キャンパーはマルチエナジープラットフォームを採用しており、電動モーター、ハイブリッド、内燃エンジンのいずれにも対応可能だ。効率的な空間利用と持続可能な素材の使用が特徴となっている。

このコンセプトカーは、家族向けの冒険志向を持つ多目的車として設計されており、都市向け車両の特性とSUVの機能性を兼ね備えている。人々を互いに、そして自然と再びつなぐことを目的とした、現代的な多目的車のマニフェストとして位置づけられている。

《森脇稔》

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