洗車・カーケア用品を幅広く手がけるソフト99が近年力を入れている“くるままていらいふ”。クルマを大切にする人たちをサポートする同社の取り組みの一環として初めてとなる洗車・カーケアユーザーミーティングが東京・芝公園で開催され、その模様を取材した。
◆ソフト99“くるままていらいふ”が提案するカーケアライフ
ソフト99「くるままていらいふ」
ソフト99が提唱する“くるままていらいふ”。まてい=真心+丁寧を表す言葉として古来の日本で使われている言葉だという。その言葉通りにクルマを真心を込めて丁寧に扱うユーザーも満足させる質の高い洗車・カーケア用品をラインアップするソフト99がクルマ好きをバックアップする体制を整えている。これまでも同社はまていらいふを実践するユーザーを公式サイトで紹介するなど、積極的にクルマを大切にするユーザーを取り上げてきた。
ソフト99「くるままていらいふ」その一環として“くるままていらいふ”の第1回となるミーティング「くるままていらいふ カーオーナーミーティング in芝公園」を11月22日に開催した。場所は東京都芝公園の東京プリンスホテル駐車場で、真横に東京タワーが望める絶好の映えスポットでもあり、参加者は大切な愛車を美しく写真に収めることができる点でも魅力のミーティングとなった。
同ミーティングは参加車両の規定は無く年式や車種などは一切不問で、あくまでもクルマを大切に乗っているユーザーという点が参加資格となっている。当日集まったのは44台で、国産旧車はもちろんアメ車や欧州車、さらには現行車両まで、他のカーショーでは見られない幅広いラインアップとなったのも同イベントならでは。
いずれもクルマを“磨く”“メンテナンスする”ことがカーライフで大切な位置を占めているユーザーばかりなので極上のコンディションの車両が集まったのは当然と言えば当然なのだろう。
ソフト99「くるままていらいふ」ソフト99がこのミーティングを開催した理由を「クルマを大切にするユーザーのコミュニティを作っていきたい、カーケア中心の集まりでユーザー間のつながりを持ってもらい情報の共有が図れれば良いと思っていて、実用性だけのクルマライフではなく趣味としてクルマを大切にするユーザーをサポートしていきます」と紹介してくれた。
またクルマ好きの中にはメンテナンスには力を入れているものの洗車は詳しい知識がなくおざなりになってしまっているユーザーもいるのは事実。そこでユーザー同士の情報交換やコミュニティを広げることで、洗車やカーケアの効果的な方法などをクチコミで広めていきたいというのも狙いとなった。その言葉通りミーティングには目立ったアトラクションがあるわけでは無く、オーナー同士の交流に重きを置いたプログラムになっていたのも特徴だった。
◆RX-7とラパンに見る“まてい”な洗車・カーケア術
ソフト99「くるままていらいふ」参加したユーザーの中でピカピカに磨き込まれたマツダ『RX-7』(FD)に目が留まったのでオーナーに話をうかがってみた。オーナーのtakaさんは2年前に2000年式のRX-7を手に入れたという。その際には純正色であるイノセントブルーマイカでリペイントし、新車時の輝きを取り戻して乗り始めている。
「最近は洗車の時間があまり取れないので洗車機を利用することが多いです。ただ気をつけているのは洗車機の種類です。できるだけボディにダメージを与えないように、ミスト式の洗車機が設置してある洗車場を探して利用しています。特にボディの艶を大切にしていて洗車メニューはコーティングまでを選んでいます」
しかしそれだけではクルマがピカピカにならないためDIYでもひと手間かけている。それがホイールだ。「洗車機だとホイールがなかなかきれいにならないので、ホイールクリーナーを用意して、洗車後に自分で洗ってきれいに仕上げています。ホイールがきれいになるとクルマ全体も引き締まって見えるので、大切にしているポイントでもあります」
ソフト99「くるままていらいふ」また初のマイカーとして3年前にスズキ『ラパン』を手に入れたchipiさん。ラパンを買ったのは免許を取った直後に街中で見かけ、そのスタイリングに一目惚れしたのがきっかけだった。
「結構頻繁に自分で洗車をしています。ラパンの荷室にはいつもワックスやシャンプーなどを積んでいて、いつでも洗車できるようにしているんです。わからないことも多いですが、父が元整備士だったのでワックスのことやカーケアのことを教えてもらえるのも心強いです。DIYの洗車では、ワックスを掛けて拭き上げると、一気に艶が出てくる瞬間が気持ち良くって大好きです」
しかし初年度登録が6年前のクルマなので各部のケアが必要にもなってきている。そのひとつが無塗装樹脂部分だ。「ケアとしてはフェンダーなどの黒い樹脂パーツが白くなってくるのが気になっています。そこでパーツの黒さを復活させるケアをはじめています。またガラスに斑点状の水アカが付いているのが取れなくて、これもクリーナーなどを探して処理していきたいと思っていたところなんです」カーケアの疑問点を参加者やスタッフにも聞けた今回のミーティングはchipiさんにとっても有意義なものとなったようだ。
◆ソフト99洗車デモで分かった最新カーケアケミカルの効果
ソフト99「くるままていらいふ」ミーティングの中盤に催されたのが洗車デモだ。こちらはあらかじめ参加者にアンケートを採って気になるカーケアに絞って利用するケミカルなどの紹介と、その場で効果を実践して見せるというデモンストレーションとなった。当日用意されたのは「サビ取りクリーム」「イケグロ・スーパーブラック」「カラーフィニッシュ」「フクピカトリガー強力タイプ」「ガラコミラーコートZERO」の5アイテム。
ソフト99「くるままていらいふ」「サビ取りクリーム」は実際にサビが発生したパネルを用意して塗り込み、10分程度放置してからの拭き上げを実施し、きれいにサビが除去できることを披露した。また水なし洗車を求めているという多くのアンケート結果を受けて用意されたのがソフト99の人気ケミカル「フクピカトリガー強力タイプ」。
ソフト99「くるままていらいふ」スプレーして拭き上げるだけで汚れも取れて同時に水はじき・ツヤ出しまでが可能なことを実車のボンネットで実演した。
ソフト99「くるままていらいふ」そして最後に用意されたのが「ガラコミラーコートZERO」。ミラーに吹きかけることで水滴が付着しなくなる撥水ケミカルなのだが、処理前/処理後を分割したデモ用のミラーに水滴を掛けると処理後の面は水滴が玉になってスルスル落ちていく様子が見られ、来場者からも「おー!」という歓声が上がるほどだった。
一方で旧車だと気になるのがボディの退色だ。カーケアのミーティングらしいユーザーの声を受けて用意されたのがカラーフィニッシュだ。用意したパネルの細かなキズ部分にカラーフィニッシュ(使用前/後がわかりやすいようにあえてレッドを使用)が入り込んで赤の色味が戻っていることも実際に来場者が目の前で見て体感したのだった。
ソフト99「くるままていらいふ」また、未塗装樹脂の復活剤である「イケグロ・スーパーブラック」は、白くなった未塗装樹脂パーツを用意した上で処理すると黒々とパーツが復活する様子を見せた。洗車デモが終わってからも実演ブースには参加者が集まりスタッフに質問する姿が見られた。カーケアに有効で便利なアイテムが用意されていることを知らないユーザーもまだまだ多く、気になっていた愛車の汚れや劣化などをピンポイントでケアしてくれるアイテムがあることを知るきっかけになったようだ。
ソフト99「くるままていらいふ」ユーザーミーティングらしいゆったりした時間が流れた「くるままていらいふ カーオーナーミーティング in芝公園」。カーケアや洗車にまつわるオーナー間の交流や情報交換が随所で行われ、愛車を大切にするアイテムや手法を知ることができるミーティングとなった。ソフト99では今後の開催も計画しているので、洗車やカーケアが好きなユーザーは今後の動向にも注目したい。




