ホンダのネオスポーツカフェ『CB125R』、4つの新色を追加…2026年モデル欧州発表

ホンダ CB125R の2026年モデル(欧州仕様)
ホンダ CB125R の2026年モデル(欧州仕様)全 10 枚

ホンダの欧州部門は、ネオスポーツカフェスタイルの125ccモデル『CB125R』の2026年モデルを発表した。2026年モデルでは、4つの新色を追加し、その魅力と存在感をさらに高めた。高級装備は従来通り標準搭載される。

【画像】ホンダ CB125R の2026年モデル(欧州仕様)

CB125Rは2017年に登場したホンダのネオスポーツカフェファミリーの最小モデルで、ミニマルなデザインが特徴だ。『CB300R』やフラッグシップの『CB1000R』と共に発表され、エントリーレベルのマシンとして新たなプレミアム性を提供してきた。

2026年モデルでは、マットロックグレー、マットルーセントシルバーメタリック、ゼフィーロブルーメタリック、マットパールディアスプロレッドの4つの新色が設定される。

ホンダ CB125R の2026年モデル(欧州仕様)ホンダ CB125R の2026年モデル(欧州仕様)

エンジンは単気筒DOHC4バルブ水冷式で、最高出力11.0kW、最大トルク11.6Nmを発生。EURO5+規制に適合している。最高速度は105km/hで、0-200m加速は11.3秒。6速トランスミッションを搭載する。

シャシーには41mmSHOWA製セパレートファンクションビッグピストンUSDフォークを採用。これは一方のフォークチューブに圧力分離ダンパーを、もう一方にスプリング機構を配置することで、高いダンパー性能と軽量化を実現している。

ブレーキシステムは296mmフローティングフロントディスクをラジアルマウント4ピストンキャリパーで制御。リアは220mmディスクにシングルピストンキャリパーを組み合わせる。2チャンネルABSはIMU(慣性計測装置)を介して作動し、車両の挙動に応じて前後のABS作動を精密に配分する。

スタイリングはCB1000Rから受け継いだネオスポーツカフェデザインを採用。ミニマルなレトロスタイルに現代的なひねりを加えた独特のルックスが特徴だ。

ホンダ CB125R の2026年モデル(欧州仕様)ホンダ CB125R の2026年モデル(欧州仕様)

装備面では、CB1000Rから継承した5インチフルカラー高視認性TFTスクリーンを搭載。速度と回転数の表示は、アナログまたはバー表示から選択可能で、燃料計や燃費、選択ギア、カスタマイズ可能なシフトアップポイントなどを表示する。

フルLED照明をヘッドライト、テールライト、ウインカーに採用。ヘッドライトはデュアルバーライトシグネチャーを採用し、上部がロービーム、下部がハイビームとなる。

燃料タンク容量は10.1リットルで、燃費は45.5km/リットル(WMTCモード)。満タンで460km以上の航続距離を実現する。

車両重量は130kg(湿重量)、ホイールベースは1345mm、シート高は816mm。最小回転半径は2.3mで、混雑した市街地でも取り回しやすい。

2026年モデルでは、ラジエーターシュラウドにコントラストカラーの大きなCB125Rロゴ、タンクにホンダウイングロゴが配される。

《森脇稔》

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