長時間立ち往生! 高速道路の渋滞での安全な過ごし方…事前対策も

スタック発生状況
スタック発生状況全 2 枚

広島岩国道路の廿日市JCT・IC~大竹IC間、および山陽自動車道の大竹IC~熊毛IC間で1月2日夜、積雪にもかかわらずノーマルタイヤで走行した車両がスタックする事案が発生した。この影響で、後続の多数の車両が長時間にわたり渋滞に巻き込まれ、動けなくなる状況が生じた。

【画像全2枚】

こうした事態を受け、NEXCO各社など道路事業者が公表している資料をもとに、渋滞で長時間動けなくなった場合の対応と、事前に取るべき対策を整理しよう。


●渋滞で動けなくなった時の基本的な対応

最も重要なのは、焦らず冷静に行動し、安全を最優先とすること。いきなり車外へ出ることは避けるべきであり、走行中の車両の間を歩く行為は二次事故の危険を高める。

また、ラジオやスマートフォンを活用し、渋滞情報や道路情報を継続的に確認することが重要だ。通行止めや除雪作業の状況を把握することで、状況判断に役立つ。

●「動けない時間」を安全に過ごす

車内では深呼吸や軽いストレッチを行ない、体調の悪化を防ぐことが勧められている。音楽などで気分を落ち着かせることも有効だ。水分補給はこまめに行なう必要があるが、長時間の渋滞ではトイレ事情にも配慮が求められる。

夏季は特に注意が必要で、直射日光による車内温度の上昇は危険だ。停車時には窓を開けるなど、換気への工夫が重要。

●事前の準備:車両・装備

出発前には、燃料を満タン近くまで補給しておくことが基本。冷却水、エンジンオイル、タイヤ空気圧などの点検も欠かせない。

携帯充電器やモバイルバッテリーに加え、懐中電灯、ブランケット、飲料水、軽食、携帯トイレといった非常用具の準備が推奨される。

冬季は路面凍結や積雪により、渋滞や立ち往生のリスクが高まる。防寒対策に加え、タイヤチェーンなどの冬用装備を事前に備えておくことが重要だ。

●事前の準備:情報・ルート

出発前には、ナビアプリやラジオ、渋滞情報サイトを活用し、渋滞予測情報を確認することが望ましい。状況に応じて利用できるよう、代替ルートをあらかじめ想定しておくことも有効だ。

ゴールデンウィークやお盆、年末年始といった連休・繁忙期は特に混雑が激化するため、事前の混雑予測確認が重要となる。

●事前の準備:快適性へ配慮しよう

長時間停車に備え、飲み物や軽食を用意しておくと安心だ。子どもが同乗している場合は、退屈を防ぐためのアイテムも役立つ。

●渋滞そのものを減らす運転を心がける

ドライバー一人ひとりの運転行動が渋滞発生に影響を与える。例えば、車間距離を適切に確保し、不要なブレーキ操作を抑えること、上り坂などで速度を一定に保つことが、結果として渋滞緩和につながるとされている。

《高木啓》

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