ベクター、電気モーター制御ユニット向け新テストソリューション開始…実機前のテスト可能

モーター制御ユニット(MCU)の早期テストを実現する新機能をCANoeテスト環境に追加
モーター制御ユニット(MCU)の早期テストを実現する新機能をCANoeテスト環境に追加全 1 枚

ベクターは、テスト環境「CANoeバージョン19」以降に新機能「Model Option Electric Motor」を追加したと発表した。電気モーター用制御ユニット(MCU)のテストにすぐに使用できる。

このオプションには、電気モーターの構成済み物理シミュレーションモデルが含まれており、実際のコンポーネントが利用可能になる前に早期のテストが可能となる。

Model Optionは、永久磁石同期モーター、ブラシレスDCモーター、誘導モーター、従来のDCモーターなど、様々なタイプのモーターに対応した、すぐに使用可能な物理シミュレーションモデルを提供する。

シミュレーションモデルはクローズドループ制御であり、テスト対象の制御ユニットに一貫性のある現実的な入力シグナルを提供する。MCUへのインターフェイスはシグナルレベルで動作するため、テストセットアップでは高電流や高電圧を回避することができる。

高周波パルス幅変調(PWM)シグナルにより、モデルはベクターのマルチI/OモジュールVT5838のFPGA上で実行される。このテストセットアップを使用することで、通常の動作条件下でのモーター制御の検証や、CANoeを介したフォールトインジェクションの検証が可能だ。

構成済みのシミュレーションモデルをFPGAモジュールにワンクリックでロードでき、すぐに使用可能である。その後、CANoeでパラメータを簡単に調整し、実際のモーター特性に合わせることができる。

高度な要件に対応するため、Simulinkライブラリを含むオープンモデルも利用可能で、センサーやインバーターなどの追加の電気コンポーネントを使用して個別にモデルをカスタマイズ可能だ。

CANoe Model Option Electric Motorは、アクチュエーターやトラクションモーター用の電気モーター制御ユニットに取り組む開発者やテストエンジニア向けに設計されている。

ベクターのDYNA4を使用したバーチャルテストドライブで、車両全体の検証用にテストセットアップを簡単に拡張できる。CANoe Model Option Electric Motorは、制御設計の最適化と検証をサポートし、電気モーターやコンポーネントの開発とテストにおける品質改善と効率向上に貢献する。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 光岡の新型オープン2シーター、写真公開…正式発表は11月26日
  2. 正式発表直前! 日産の“最小コンパクトカー”を捕捉…『トゥインゴ』と兄弟のAセグEV
  3. マルチスズキ『バレーノ』に改良新型、表情を大胆チェンジ…1.2リットル3気筒エンジン搭載で燃費も向上
  4. ガソリン補助最高額「1リットルあたり51円」に、原油高で基金の“枯渇”も[新聞ウォッチ]
  5. 【ホンダ CB400スーパーフォア 試乗】VTECの有無はカンケイない! 1万2000rpmまで回してわかった“新世代スーフォア”の本質…青木タカオ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  5. HERE Technologiesの「ロードアラート」、ユーロNCAPの要件に適合…最大1.35ポイント取得可能に
ランキングをもっと見る