脅威の性能! メルセデスベンツ Sクラス 新型、発表前の最強AMG「S63」を捕捉

メルセデスAMG S63 改良新型のプロトタイプ
メルセデスAMG S63 改良新型のプロトタイプ全 17 枚

メルセデスベンツは、フラッグシップサルーン『Sクラス』改良新型を発表した。そのクラス最強モデルとなるメルセデスAMGS63』は発表前だが、市販型プロトタイプをスクープ班のカメラが捉えるとともに、内部を激写した。

【スクープ画像】最強のSクラス「AMG S63」のプロトタイプ

◆リフレッシュ以上のモデルチェンジ

1月29日に発表された2027年型Sクラスは、通常のミッドサイクル・リフレッシュとは一線を画すモデルチェンジだ。星空のようなヘッドライトとテールライトをはじめ、約2700点の新コンポーネントが採用されている。

プロトタイプは垂直に伸びたラジエーターグリルが確認できる。ただしS63は、AMGライン・エクステリア・パッケージを装備した車両ではなく、AMGモデル専用のパナメリカーナ・グリルを継承するはずだ。

氷点下の環境でテスト走行中を捉えた次期S63は、エアインテークの形状が変更された新しいフロントバンパーと、トランクリッドのマイナーチェンジが確認できる。よく見ると、フロントフェンダーにフェイクアクセントグリルも取り付けられている。足回りには大型ブレーキキャリパーとローターも装備されているが、5本スポークホイールは仮設だろう。


            メルセデスAMG S63 改良新型のプロトタイプ          メルセデスAMG S63 改良新型のプロトタイプ

◆プラグインハイブリッドの謎

角張った排気口はかなり強力なパワートレインを示唆しているが、S63が従来型のプラグインハイブリッドシステムを維持するかどうかは不明だ。

噂では、48Vマイルドハイブリッドが検討されているようだが、そのようなダウングレードは多くの潜在顧客を遠ざけることになるだろう。左リアクォーターパネルの写真を撮ることができなかったので、現時点で確認はできない。従来型S63 E PERFORMANCEは、米国ではタイプ1コネクタを使用しているが、欧州モデルはタイプ2コネクタを搭載しており、どちらの仕様も最大3.7kWで充電可能だ。

◆インテリアも見えた!

キャビン内は、ほとんどカバーで隠されて詳細は不明だ。しかし、鮮やかなホワイトレザーのシートを装備したプロトタイプは、タッチ操作のみのコントロールではなく、物理的ボタンとスクロールホイールを備えたステアリングホイールも備えている。

大型のハイパースクリーンは、フェイスリフトされた全モデルに標準装備される見込みで、GoogleとMicrosoft両社による様々な人工機能も予定されている。2027年モデルでは、SクラスにMB.OSオペレーティングシステムも導入、MB.OSは、ドイツ自動車メーカーがエアサスペンションの調整精度を向上させるiDampingをさらに強化する。


            メルセデスAMG S63 改良新型のプロトタイプ          メルセデスAMG S63 改良新型のプロトタイプ

◆フラットプレーンクランクシャフトを採用

2027年モデルでは、すべてのSクラスに後輪操舵が標準装備された。後輪の操舵角度は、S63では、標準の4.5度ではなく、デフォルトで10度になると考えられている。しかし、最もエキサイティングなアップデートは、「S580」のクロスプレーンクランクシャフトM177が、フラットプレーンクランクシャフトM177 EVOに置き換えられることだろう。

このクランクシャフトはS63で若干の出力向上が見込まれているが、数値を推測するには時期尚早だ。フェイスリフトされたS580では、高回転エンジンが530ps、最大トルク5750Nmを発生する。メルセデスAMG部門は、パフォーマンス向上と、今後施行されるユーロ7排出ガス規制への適合を目的として、フラットプレーンクランクシャフトを採用したのだ。

フラットプレーンクランクは軽量で、回転慣性が小さいため、内部部品の駆動に必要な作業量が少なくなる。M177 EVOでは、負荷時の内部発熱が抑えられることで、M177で冷却のためにやや濃い混合気を使わざるを得なかった状況でも、空燃比をリーンかつクリーンに保つことができる。

フラットプレーンクランクには、均等間隔の排気脈動の利点もある。クロスプレーンクランクは背圧を発生させ、逆流した一部の排ガスは次回の燃焼ガスを汚染することから、ユーロ7では許容されない。いっぽうフラットプレーン設計は脈動干渉を発生させないため、煤を最小限に抑えたほぼ完璧な燃焼が期待できる。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ルイ・ヴィトンが伝説の配送トラックを時計に再解釈、1032万9000円…ダイヤを散りばめた「プレシャスモデル」も
  2. 8ナンバー登録の『ハイゼットトラック』キャンピングカー「PLAT」、ダイレクトカーズが初公開へ…ジャパンキャンピングカーショー2026
  3. フェラーリ『F40』『F50』にF1試作車2台を含む歴史的コレクション、英国で売却へ…推定価値42億円以上
  4. 三菱電機、希望退職に2378人、グループ全体で4700人が応募[新聞ウォッチ]
  5. マツダが「クルマ開発本部」新設、組織改革で開発体制刷新へ…4月1日付
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る